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ケアする人のためのプロジェクトデザイン

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ケアする人のためのプロジェクトデザイン
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筆頭著者 西上 ありさ (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64900-1

電子版発売日 2022年1月31日

ページ数 104

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-04900-9

印刷版発行年月 2021年12月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260649001

書籍・雑誌概要

地域で活躍するケアの専門家が増えています。その活動を「プロジェクト」と捉え、アイデアづくりから仲間集め、企画化、広報、実践と成果物の作成までの一連の流れを、「プロジェクトデザイン」として事例を用いて解説。地域保健活動や地域包括ケア、社会的処方など、さまざまなケアの専門家によるプロジェクトを支援してきたコミュニティデザイナーが、その経験から編み出したポイントをぎゅっと凝縮しました。

目次

はじめに

Chapter 1 医療・介護・福祉の専門家が地域で活動するために準備しておきたい2STEPS
  共感による課題解決を目指そう
 STEP 1 人と人として出会う準備
  自分の「共感ポイント」を見つけよう/おおらかさを表す「ゆるい」
   CHECK 1 あなたに備わっているゆるさとは?
  肯定的に受け止めていることを表す「かわいい」
   HECK 2 あなたに備わっているかわいさとは?
  親しみやすくて肯定的なことを表す「ゆるカワ」
   CHECK 3 あなたに備わっているゆるカワポイントとは?
  ネガティブ要素をポジティブに変換する「ゆるキャラ」
   CHECK 4 あなたに備わっているゆるキャラ的要素とは?
 やってみよう! WORK 1 自分を知る
  あなたのゆるいところ、かわいいところはどこでしょう?
  私のイメージ(表情、しぐさ、口癖など)を分析してみよう
  共感されるポイントを探そう
 STEP 2 人と人として対話する準備
  目指すのは、双方向のコミュニケーション
  安全に発言できる環境をつくる対話の方法「Yes, andコミュニケーション」
  Yes, yes, yesを重ねて最後にand
   映画や動画のコミュニケーションに学ぼう
 やってみよう! WORK 2 Yes, andでコミュニケーション
  家庭や職場でやってみよう
  1回目の練習 No, no, no!
  2回目の練習 Yes, yes, yes!
  3回目の練習 Yes, and…

Chapter 2 生活者として取り組むケアのプロジェクトデザイン8STEPS
  「楽しい・好き」からプロジェクトをデザインする
  「楽しい・好き」を追求するのは不謹慎?
  自治体のフレイル予防事業を例に
  事例 くちビルディング選手権
 STEP 1 わくわくする事例を集める
  クリエイティブな本やモノ、コトがたくさんある場所へ行く
  興味のある事例とわくわくする事例から、理想の人生をビジョンマップにする
 STEP 2 核となる仲間を集めアイデアを発想する
  自分以外に2人の仲間を集める
  リラックスできる雰囲気でブレーンストーミング
  発想の前に楽しい気分をつくる
  わくわくと興味を話し合い、アイデアを飛躍させる
 STEP 3 アイデアから企画をつくる
  キーワードについて具体的な活動を挙げていく
  アイデアを組み合わせて理性と感性で検討する
  事例収集と実験を繰り返して企画を磨き上げる
  対話によって机上の空論から抜け出そう
 STEP 4 どんな人に来てもらいたいかを具体的に想像する
  ペルソナをつくり、インタビューで掘り下げる
  独自ニーズ調査を実施する
 STEP 5 参加者を募るためのビジュアルデザインとプレゼン
  対象者像に合わせて情報を届ける方法を考え、効果的に広報する
  手に取りたくなる広報媒体をデザイナーと一緒に考える
  SNSを対象者像に合わせて投稿する
  人の集まる場所で参加者を募集する
  聞き手とつながるプレゼンをする
  うまくいくプレゼンのポイント
  聞き手とつながるためのヒント
 STEP 6 活動期間を決め、今後の見通しを立てる
  どの程度先の未来を描くのか
  活動期間、回数、内容を決める
  AAR サイクルを回そう
  事例 テラマチ雑貨店
 STEP 7 小さく実行し、場を運営する
  1回あたりのワークショップ設計の基本を知る
  場をあたためる準備をする
 STEP 8 成果物の作成と効果検証
  プロジェクトに合った成果物を作成する
  参加者の声から効果を検証する
  事例 O!MORO LIFE PROJECT

Chapter 3 悩んだら読んでほしいQ&A集
  魚の獲り方、教えます
  Q1 予算がなくてプロジェクトが実施できません。勤務先でも「お金にならないことはできない」と言われます。
  Q2 訪問看護ステーションの非営利事業としてカフェをやっていますが、開催回数を重ねても参加者が増えず、つらくなってきました。
  Q3 チラシのデザインやネーミングなどのセンスがありません。どうしたらいいですか。
  Q4 空間がなぜかごちゃごちゃしてしまいます。かっこよくする方法はありますか?
  Q5 ワークショップや会議がいつの間にかギスギスして、クリエイティブな話し合いになりません。どうしたらいいですか?

おわりに
引用・参考文献