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検査値と画像データから読み解く 薬効・副作用評価マニュアル
筆頭著者 吉村 知哲 (他編集)
その他の著者等 岩本卓也 編集
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64881-3
電子版発売日 2022年8月29日
ページ数 560
判型 B6変
印刷版ISBN 978-4-260-04881-1
印刷版発行年月 2022年8月
書籍・雑誌概要
「よく処方される薬」と「臨床検査や画像検査」のポイントを「薬⇔検査」の双方向の切り口で編集した一冊。第I部の「薬→検査」では薬効別に、①疾患に関連する薬、自覚症状、検査→②薬の評価項目とタイミング→③治療効果(④副作用)の評価に必要な臨床検査と画像検査→⑤薬剤選択の考え方→⑥評価から介入までのフローチャート→⑦記録の書き方―の流れで記載。第II部の「検査→薬」では検査ごとにその評価ポイントを解説。
目次
はじめに 薬剤師が行う薬効・副作用評価
──本書のコンセプトと使い方──
第I部 薬の治療効果と副作用の評価項目(薬効別)
第1章 循環器系に作用する薬剤
1 降圧薬
2 虚血性心疾患治療薬
3 抗不整脈薬
4 心不全治療薬,昇圧薬
5 利尿薬
第2章 呼吸器系に作用する薬剤
6 気管支喘息・COPD治療薬
第3章 消化器系に作用する薬剤
7 消化性潰瘍治療薬
8 腸疾患治療薬
第4章 内分泌代謝系に作用する薬剤
9 糖尿病治療薬
10 脂質異常症治療薬
11 痛風・高尿酸血症治療薬
12 甲状腺疾患治療薬
13 骨・カルシウム代謝薬
第5章 血液に作用する薬剤
14 抗血栓薬
15 造血薬
第6章 炎症・免疫・アレルギーに作用する薬剤
16 免疫抑制薬
17 非ステロイド性抗炎症薬
18 抗リウマチ薬
19 アレルギー疾患治療薬
第7章 神経系に作用する薬剤
20 抗精神病薬,抗うつ薬,気分安定薬,精神刺激薬
21 抗不安薬,睡眠薬
22 抗てんかん薬
23 パーキンソン病治療薬
第8章 感染症治療薬
24 抗菌薬
25 抗ウイルス薬
26 抗真菌薬
第9章 抗悪性腫瘍薬
27 殺細胞性抗がん薬
28 分子標的薬
29 免疫チェックポイント阻害薬
第II部 臨床検査・画像検査の評価ポイント
第10章 臨床検査
30 血液一般検査
31 肝機能検査
32 腎機能検査
33 出血・凝固・線溶系関連検査
34 電解質検査
35 糖代謝検査
36 脂質代謝検査
37 ホルモン関連検査
38 免疫・アレルギー関連検査
39 感染症検査
40 腫瘍マーカー・がん関連遺伝子検査
41 その他の生化学検査
42 尿検査,その他の検体検査
43 心電図検査
44 脳波検査
45 呼吸機能検査
第11章 画像検査
46 X線検査
47 血管造影検査
48 超音波検査
49 CT検査
50 MRI検査
51 核医学検査
第12章 その他
52 フィジカルアセスメント
索引
ひとことメモ
1 薬物性肝障害
2 有機リン化合物およびカーバメート化合物
3 肝臓の合成能と代謝能
4 栄養状態を表す指標
5 APTTとPTに関与する因子群
6 線溶系とその制御機構
7 FDPとDダイマーの関係
8 DIC
9 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
10 イオン化Ca(iCa)
11 インスリン分泌指数
12 α-グルコシダーゼ阻害薬の中で,なぜアカルボースだけ1,5-AGに影響するのか?
13 検査条件の確認(脂質異常症)
14 脂質異常症の診断基準
15 レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)
16 コレステロールエステル転送蛋白(CETP)
17 家族性III型高脂血症の診断基準
18 内分泌性高血圧
19 デキサメタゾン抑制試験(DST)
20 妊娠とホルモンの関連
21 薬剤アレルギー
22 ブレイクポイント
23 Bristol Stool Scale
24 コンパニオン診断薬
25 がん遺伝子パネル検査
26 ビタミンの吸収阻害
27 薬剤性のビタミン欠乏
28 アシデミアとアシドーシス,アルカレミアとアルカローシス
29 臨床現場での対応(肺での血液ガス交換機能障害,酸塩基平衡障害)
30 ヘモグロビン(Hb)の影響
31 薬剤性肺障害
32 心不全症例の分類