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がん治療副作用対策マニュアル 改訂第3版
筆頭著者 田村 和夫 (編)
福岡大学教授
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28419-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 358
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-524-26659-3
印刷版発行年月 2014年7月
書籍・雑誌概要
化学療法,放射線療法などがん治療における副作用を詳細かつ実際的にまとめた好評マニュアル.今改訂では,新たな分子標的治療薬に特有の副作用,oncology emergency,肝炎ウイルスの再活性化など最新情報にアップデートし,支持・緩和療法も盛り込んだ.今版より2色刷りとなり,さらに見やすくデザインを一新.医師だけでなく,がん治療に携わる全てのスタッフにもおすすめの一冊.
目次
【内容目次】
序章 がん治療の副作用
1 がんの疫学
2 がん治療
3 がん治療と副作用
I章 抗がん薬と副作用対策
A 抗がん薬
1 代謝拮抗薬
2 アルキル化薬
3 白金製剤
4 抗がん性抗生物質
5 抗がん性植物成分
6 ホルモン剤
7 その他の抗がん薬
8 抗がん作用増強薬
B 分子標的治療薬
1 抗体薬
2 小分子薬
3 免疫調節薬(iMID)
C 抗がん薬の副作用予防と治療
1 過敏反応
2 骨髄抑制,血液毒性
3 消化器毒性
4 心毒性
5 肺毒性
6 肝毒性
7 腎毒性
8 神経毒性
9 脱毛
10 皮膚毒性
11 漏出性皮膚障害
12 肝炎ウイルス再活性化
13 血栓・塞栓症
14 骨粗鬆症
II章 放射線療法と副作用対策
A 放射線療法の原理と正常細胞への影響
B 放射線療法の適応となる腫瘍と照射の実際
C 治癒を目的とした照射と緩和療法としての照射について
D 放射線障害予防策
E 放射線の各臓器への影響とその対処
1 放射線宿酔
2 骨髄への影響
3 皮膚への影響
4 粘膜への影響
5 唾液腺への影響
6 味覚への影響
7 甲状腺への影響
8 脳への影響
9 脊髄への影響
10 眼球および周囲組織への影響
11 肺への影響
12 心臓への影響
13 血管に与える影響
14 消化管に与える影響
15 肝臓への影響
16 腎臓への影響
17 膀胱,尿道への影響
18 骨への影響
III章 外来治療と副作用対策
A 外来でできる化学療法
B 外来化学療法における副作用対策
1 治療前~後の管理
2 抗がん薬注射投与中の薬剤漏れ
3 中心静脈(CV)ポート管理
4 副作用対策
C 外来で実施する際の放射線照射副作用対策
D がん患者の在宅療法(在宅医療)
1 在宅療養を可能にする支援
2 看護サービス
3 支持療法
4 緩和療法,疼痛緩和
IV章 その他の療法と副作用対策
A 補完代替医療
1 現状
2 補完代替医療の分類
3 考えられる副作用とその対策
B 治療関連合併症対策
1 輸血療法
V章 Oncology emergency
A 電解質異常
1 SIADH
2 高カルシウム血症
B 腫瘍崩壊症候群
C 管腔臓器の穿孔,穿通,瘻孔形成
D 出血性膀胱炎,膀胱タンポナーデ
VI章 がん治療関連合併症対策
A 廃用症候群,リハビリテーション
B 肥満対策
C リンパ浮腫
D 栄養療法,食事療法
VII章 各悪性疾患に対する標準治療における副作用の出方とその対策
A 造血器腫瘍
1 急性骨髄性白血病(AML)
2 急性前骨髄球性白血病(APL)
3 急性リンパ性白血病(ALL)
4 慢性骨髄性白血病(CML)
5 Hodgkinリンパ腫
6 非Hodgkinリンパ腫
7 多発性骨髄腫
B 頭頸部がん
C 肺がん
1 小細胞肺がん
2 非小細胞肺がん
D 乳がん
1 外科療法
2 放射線療法
3 内分泌療法
4 化学療法
E 消化器がん
1 食道がん
2 胃がん
3 大腸がん
4 肝臓がん
5 膵臓がん,胆道がん
F 婦人科がん
1 卵巣がん
2 子宮体がん
3 子宮頸がん
G 泌尿生殖器腫瘍
1 胚細胞腫瘍
2 膀胱がん
3 前立腺がん
4 腎細胞がん
H 骨軟部組織腫瘍
付録
付録1 抗がん薬一般名・商品名対照表
付録2 がん治療副作用の治療に使用する薬剤一覧表
付録3 NCI有害事象共通用語規準v4.0(日本語訳JCOG版一部改変)
付録4 検査値の異常から推測される副作用情報
索引