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こんなときどうする!? 整形外科術後リハビリテーションのすすめかた
筆頭著者 山村 恵 (他監)
その他の著者等 竹林 庸雄/三木 貴弘/渡邊 勇太
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64336-8
電子版発売日 2021年6月14日
ページ数 520
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04336-6
印刷版発行年月 2021年6月
書籍・雑誌概要
術後リハの臨床場面で起こるどんなイレギュラーにも慌てない
腰椎椎間板ヘルニア、変形性股関節症、橈骨遠位端骨折…本書は、整形外科領域のリハビリテーションを担当する療法士に馴染みの深い代表的な疾患について、術後のリハビリテーションに焦点を当てて、時系列に沿いながら多角的に解説する。また、多くの療法士が持つ悩みをよくわかっている臨床経験豊富な執筆陣により、臨床で誰しもが一度は遭遇するであろう“こんなときどうする!?”をピックアップし、具体的な解決策を提示する。
目次
共通
1.術後リハビリテーションに必要な情報収集/評価
2.術後リハビリテーションに必要な画像の知識
3.術後リハビリテーションに必要な麻酔の知識
4.術後リハビリテーションに必要な検査値の知識
5.術後リハビリテーションに必要な疼痛の知識
6.術後リハビリテーションに必要な組織(骨,靱帯)の修復過程の知識
各論
1章 脊柱
1.腰部脊柱管狭窄症
2.腰椎椎間板ヘルニア
3.頸椎症性脊髄症(頸髄症)
2章 股関節
1.変形性股関節症
2.大腿骨近位部骨折
3章 膝関節
1.変形性膝関節症
2.膝前十字靱帯損傷
4章 足関節
1.果部骨折
2.アキレス腱断裂
5章 肩関節
1.腱板断裂
2.上腕骨近位端骨折
6章 前腕
1.橈骨遠位端骨折
2.上腕骨顆上骨折
7章 手指
1.腱損傷
索引
臨床MEMO
・介護保険
・単純X線像の観察のポイント
・CT値
・MRIの画像
・MRIの安全性
・経静脈自己調節鎮痛(IV-PCA),硬膜外自己調節鎮痛(PCEA)
・その他の検査項目
・修復過程の時期と荷重の関係性
・靱帯の損傷度に合わせた理学療法
・膀胱直腸障害とは?
・NRSとVAS
・神経症状の評価をより正確に行うには
・ドレーンの意味は?
・DVTを疑う臨床検査
・体幹深部筋による脊柱の安定化作用(多裂筋)
・近位隣接椎間後彎障害(PJF),近位隣接椎間後彎変形(PJK)とは?
・安静度変更の基準
・退院後のホームエクササイズの指導
・椎間板組織とは
・SLRテスト陽性=腰椎椎間板ヘルニア?
・椎間板内酵素注入療法
・脊椎矢状面アライメント
・大腿神経伸張テスト
・再発予防には筋力トレーニングが重要?
・NMES(neuromuscular electrical stimulation)とは
・myelopathy hand
・下顎反射
・軸性疼痛とは?
・C5麻痺
・跛行の原因は?
・術前リハビリテーションの効果は?
・術後のTHAにおけるDVTリスクについて
・退院に向けての応用歩行練習
・階段昇降と復職
・SFNとSHSの内反モーメントの違い
・家族ともコミュニケーションをとろう
・術後早期の電気刺激について
・術後早期に注意すること
・歩行自立度はチームで決定する
・knee-spine syndromeとは?
・TUG(Timed Up & Go Test)
・破局的思考,自己効力感とは?
・術後の筋緊張の異常
・疼痛管理
・関節因性筋抑制(AMI)とは?
・歩行器歩行への安静度拡大
・退院時に行う患者教育の重要性
・外来での術後リハビリテーション
・windshield wiper effect とbungee cord effect
・HHD(heel height difference)
・膝蓋下脂肪体・膝蓋上嚢および大腿前脂肪体
・スポーツ復帰基準と再断裂予防効果
・再発予防
・大腿四頭筋セッティングと下肢運動量
・脛骨天蓋骨折との違い(受傷機転,部位,荷重などの術後プログラム)
・mortise view
・術前の留意事項
・アキレス腱への血液供給
・アキレス腱の捻れ構造とは?
・前駆症状とは?
・受傷時の表現
・double Tsuge変法+simple circumferential sutureの手術方法
・国内でのアキレス腱断裂後DVT
・装具による歩行様式の違い
・アキレス腱断裂後のヒラメ筋の筋腱移行部の特徴
・腱延長(elongation)の評価
・肩峰下・関節内インピンジメントとは?
・腱板断裂の診断に用いられる整形外科的検査
・修復腱の力学的強度
・腱板修復術後における筋力の回復過程
・ADLに必要な肩関節可動域
・「ORIF」とは?
・疼痛について
・末梢神経について
・可動域の目標
・腱板と肩甲胸郭の関係
・橈骨遠位端骨折の保存療法のリハビリテーション
・Volkmann拘縮とは?
・fat pad signとは
・正常可動域と機能的可動域
・肘内側側副靱帯の構造と働き
・異所性骨化とは?
・上腕三頭筋各頭の働き
・屈筋腱zone別リハビリテーションのポイント
・手術見学のポイント
・屈筋腱の再断裂
・クライナート変法(modified Kleinert法)
・指屈曲運動時の屈筋腱にかかる抵抗
・屈筋腱の早期運動療法が実施できない場合
・屈筋腱・伸筋腱損傷の各種評価