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救急・集中治療領域における緩和ケア
筆頭著者 氏家 良人 (監)
その他の著者等 木澤 義之
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64147-0
電子版発売日 2021年2月22日
ページ数 200
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04147-8
印刷版発行年月 2021年1月
書籍・雑誌概要
救命ができても死が避けられなくても、がんだけではなく心不全でも外傷でも、緩和ケアニーズは存在する。救急外来やICUにおける緩和ケアニーズのアセスメント、患者・家族とのコミュニケーション、苦痛症状に対するケア──時間が限定された救急外来やICUだからこそ、提供できる緩和ケアがある。「救命か、緩和か」ではなく、「救命も、緩和も」かなえるために、領域を越えて編まれたはじめての書。
目次
Prologue これまでの歩みを踏まえ,領域を越えた協働を実現するために
Chapter 1 緩和ケアの実際
overview
Chapter 2 緩和ケア視点からの評価を通常のケアに統合する
アセスメント
Section 1 救急外来における緩和ケアニーズのアセスメント
Section 2 ICUにおける緩和ケアニーズのアセスメント
Chapter 3 治療の中止と差し控え
法律と倫理
Section 1 治療の中止と差し控えをめぐる法的側面
Section 2 延命治療中止に関するジレンマ
法律家からのコメント「刑事訴追の恐れがある」にどう対応するか?
Section 3 治療の中止と差し控えにどう対応するか
「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に基づいた
臨床実践とは?
Chapter 4 患者・家族と話し合う
コミュニケーション
Section 1 ケアのゴールについて患者・家族と話し合う
Section 2 治療の中止と差し控えについて話し合う
Chapter 5 苦痛症状に対するケア
Chapter 6 生命維持治療の中止とその後に行うべき緩和ケア
Column
臓器提供の可能性がある場合,家族にいつ,どう伝え,何を一緒に考えるか
ICUにおける緩和ケアの導入
救急・集中治療領域における緩和ケア──患者中心のケアのために
スタッフのケア──バーンアウトを防ぐために
POLST(Physician Orders for Life Sustaining Treatment)──患者の意向に沿った人生の最終段階をかなえるために
患者と死別した後の家族のケア
ほぼ亡くなった状態での救急搬送への対応・看取り
索引