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知って考えて実践する 国際看護 第2版
筆頭著者 近藤 麻理 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63536-3
電子版発売日 2018年2月26日
ページ数 144
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-03536-1
印刷版発行年月 2018年2月
書籍・雑誌概要
国際協力を学ぶことが国際看護学ではありません。すべての看護師が日常的に国際的視野をもち、日本国内も含め、世界のどこででも通用する看護を身につけることが重要です。第2版では、学校(大学)の講義あるいは研修で使いやすい工夫をすることと、日本や世界で看護を実践するうえで異文化への理解が求められていることを強調しました。ぜひ身近な話題として「国際」をとらえてください。
目次
はじめに――国際看護について考えてみませんか
第1章 日本から世界に目を開く――国際的視野を広げる
1.国際看護のすすめ――看護の対象は「人間」である
2.異文化への理解――基本的人権の尊重のために
3.日本の国際協力――私たちは世界とつながっている
4.「人間の安全保障」と国際機関――MDGsからSDGsへ
5.プライマリヘルスケア――自分の命と健康を自分で守ること
第2章 現場で何が起きているのか――多様性のなかで生きる私たち
1.国際移動する看護師――職場の同僚は日本人だけですか?
2.性の多様性――LGBTへの理解
3.紛争と難民――日本とは無関係なことでしょうか?
4.感染症とスティグマ――存在が見えなくなる人々へのまなざし
5.災害と看護――援助する側・される側というステレオタイプ
6.健康格差と世界の貧困――貧しい人たちとは,誰か
第3章 見て!聞いて!体験する!――国際協力への理解を深める
1.どこで何を学ぶか――情報収集の重要性
2.国際的に活動するための多様な道――夢と現実
3.国際的な仕事への挑戦――海外で,日本で
4.海外研修の実際と課題――知的好奇心を刺激する
第4章 これからの私たちの選択――看護の力を信じて
1.メディア・リテラシー――情報をどう判断するか
2.進化する国際看護とともに――10年後の看護の姿は?
おわりに
考えてみましょう
2050年の世界は? そして私たちの生活は?
世界に大きな影響を与える人たち
「いくら払えるのか?」
開発か,それともエコロジーか
国連の予算配分
ラクの物語
きつい仕事を担う外国人看護師
予防接種を食料引換の条件に
1人を助けるのか,それとも大勢を助けるのか
看護師の苦悩
災害時には,病院に駆けつけないと怒られますか!?
住民自身が命を守る救命救急研修
COLUMN
「専門家」としての意見は?
「時間を守る」のはあたりまえではない?
フィールド調査は過酷なのです
緒方さんに憧れて
予防接種は,炎天下を村まで歩いて
市民が紛争地に行くことの意味
売買春を通して考える「自分事」「他人事」
身だしなみの気持ちも大切に
意地悪すぎる質問