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術者MITSUDOの押さないPCI

術者MITSUDOの押さないPCI
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筆頭著者 光藤 和明 (著)

その他の著者等 倉敷中央病院循環器内科

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-62527-2

電子版発売日 2016年9月12日

ページ数 264

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-02527-0

印刷版発行年月 2016年7月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260625272

書籍・雑誌概要

日本が世界に誇るインターベンショナリストの光藤和明医師が、生前に書き溜めていた原稿をもとに、倉敷中央病院循環器内科の協力により書籍化。数万例を超える治療経験と膨大な研究データを解析した上に成り立つ、“押さない”PCIテクニックの神髄に触れることができる。生涯、一術者として日々カテ室に入り続け、患者の治療に当たった医師の根底に流れる哲学が脈々とつづられている。

目次

第1章 術者MITSUDOのCTOに対するPCI
 I.アプローチ(穿刺部)
   A.術者MITSUDOのアプローチ選択
 II.シース
 III.ガイディングカテーテル
   A.術者MITSUDOのガイディングカテーテル選択
   B.アンカーテクニック
Column(1) ガイドワイヤー先行法,buddy wire法
Column(2) Anomalous origin coronary artery
 IV.抗凝固戦略
   A.ヘパリン投与
   B.ACT測定のための採血と採血部位
 V.透視・撮影戦略
   A.シネ撮影装置と透視角度
Column(3) 透視(撮影)角度とデテクター面
   B.左右冠動脈同時造影(bilateral angiography),側副血行路造影(対側造影など)
Column(4) Rotation angiography
 VI.Antegrade approach
   A.想定されるCTO形成のメカニズムと閉塞後の経時的変化
   B.閉塞前後の組織変化
   C.想定されるCTO形成メカニズムと閉塞後の経時的変化に応じた
    ガイドワイヤー通過の実際
Column(5) 組織の硬さとガイドワイヤーの進み方
   D.ガイドワイヤー戦略
Column(6) ガイドワイヤーの通過のメカニズム
Column(7) 術者MITSUDOの選択とその理由-その1
   E.マイクロカテーテル
   F.デバイス通過戦略
   G.バルーン拡張からステント留置まで
 VII.Retrograde approach
   A.Retrograde approachの適応
   B.Collateral channelの種類
   C.Collateral channelの選択
   D.ガイディングカテーテル
   E.マイクロカテーテル
   F.透視・造影角度
   G.先端造影
   H.Channel用ガイドワイヤーの選択と操作テクニック
Column(8) Sionガイドワイヤー
   I.Channel通過の確認
   J.マイクロカテーテルの末梢真腔への進行
   K.CTO用ガイドワイヤーの選択と通過戦略,操作法
   L.Direct cross
   M.Kissing wire
Column(9) RCA #2~#IIIの部分の特殊性
   N.Reverse CART
   O.Retrogradeガイドワイヤー通過後,antegradeガイディングカテーテル内への誘導
Column(10) 術者MITSUDOの選択とその理由-その2
   P.Retrogradeマイクロカテーテルのantegradeガイディングカテーテル内への誘導
   Q.Antegrade approachへの変更
 VIII.再びantegrade approach
   A.バルーン拡張
   B.IVUS
   C.真腔とり直し
   D.前拡張からステンティング,後拡張まで
Column(11) Distal protectionの仕方
 IX.トラブルシューティング
   A.ガイドワイヤーエントラップメント
   B.ガイドワイヤー穿孔
   C.Retrograde collateral channelの穿孔,laceration
   D.Uncontrollable bleeding-冠動脈穿孔に対する対応

第2章 分岐部ステンティング
Column(12) ステントデザインとステント留置法,ステント留置技法の組み合わせ
 I.分岐部専用ステント
 II.分岐部に最適化した汎用ステントデザイン
Column(13) よいfractureと悪いfracture
   A.Temporary link stent
 III.分岐部ステンティングを理想に近づけるための留置技法
   A.前拡張でのKBTの必要性とその実際
   B.ステント留置後のKBT
Column(14) バルーンの選択と拡張圧
   C.Stent+KBTにおける基本的手技
Column(15) 巻絡の予防と対策
Column(16) バルーンの形成(リラッピング)
Column(17) 観察角度の重要性
Column(18) POTとKBTの必要性
 IV.分岐部two stent法の理想型
   A.さまざまなtwo stent法に関する短評
   B.Culotte(Y)ステンティング

第3章 右冠動脈入口部ステンティング
 I.Radial force
 II.Preparation
 III.ステント
   A.RCA入口部に適したステントデザイン
   B.ステントがfractureしたときに冠動脈部分にかかる力
   C.Nobori 3.5mm JVステントの特徴
 IV.ステントの位置決め
   A.ステントエッジの位置について
   B.ステント近位端の位置
   C.RCA入口部へのステント留置
 V.IVUSの必要性
 VI.Case studies

第4章 左主幹部(LMT)ステンティング
 I.病変部位・病変形態とステント留置法
 II.ステントデザイン
   A.Conformability
   B.最大拡張径
   C.入口部付近(近位部端)のデザイン
Column(19) Promus PREMIERについて
 III.Preparation
   A.LMT入口部および体部のpreparation
   B.LMT末梢分岐部のpreparation
Column(20) Carinaシフト
Column(21) Lacrosse NSEかAngioSculptかScoreFlexか
   C.LAD,LCX入口部~近位部のpreparation
   D.Lesion preparationの実際
 IV.ステンティングとステント留置手順
   A.比較的長いLMTで,入口部あるいは体部の一部にしかプラークがない場合
   B.分岐部にステントを留置しなければならない場合
   C.入口部までステントを留置しなければならない場合
   D.体部にエッジが位置してもよい場合
   E.Culotteステンティング
   F.Tステンティング
 V.三分枝におけるLMTステンティング
   A.Stent+KBT(triple KBT)
   B.Culotteステンティング,三分枝ステンティング
 VI.LMTステントの実例

第5章 術者MITSUDOの押さないPCI
 I.押してもよい場合
   A.マイクロカテーテル
   B.小径バルーン
   C.Tornus
   D.ガイディングカテーテルのバックアップ
 II.ガイドワイヤー
   A.ガイドワイヤーを押す力の基本
   B.ガイドワイヤーの操作法
   C.ガイドワイヤーの回転法と押す力
   D.探索(exploration)法
   E.ガイドワイヤーの選択と通過のための補助手段
 III.バルーン(POBA)
   A.分岐部病変
   B.バルーンサイズと拡張圧と拡張スピード
   C.さまざまな解離のメカニズムとそれに対する対策
   D.Lacrosse NSE, ScoreFlex, AngioSculpt, Cutting balloon
 IV.Rotablator
   A.TornusとRotawire
   B.狭窄が屈曲部にあるとき
   C.ガイドワイヤーバイアス,burrバイアスの軽減
   D.Burrの進め方
 V.ELCA
 VI.ステント
   A.ステント留置の一般的注意
   B.Conformableステントの留置
   C.子カテの使用
 VII.IVUS
 VIII.いわゆるアンカーテクニック
   A.アンカーテクニック
   B.同軸アンカー
   C.トラッピング
 IX.Guidewire loop(tag of wire)
 X.IVUS引き抜き
   A.IVUS引き抜き時の引っ掛かり
   B.StuckされないIVUSの引っ掛かりは問題ないか?

索引