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クリニカルパス実践テキスト

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筆頭著者 日本クリニカルパス学会学術委員会 (監)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61599-0

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 144

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-01599-8

印刷版発行年月 2012年8月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260615990

書籍・雑誌概要

クリニカルパスが、分かって・作れて・使いこなせるための入門書。パスの形式から作成、使用、バリアンス分析、運用の工夫まで、現場に必要なパスの知識を精選し具体的に解説した。初心者から作成・運用の中核となる中堅層まで、実務書として手放せなくなる。目下のパスの進化をキャッチアップしながら初心者にも理解できるよう工夫されている。

目次

第1章 クリニカルパスの歴史と意義
 1 歴史
 2 意義
  1)標準化
  2)目標管理
  3)医療の質向上
 3 パスの基本構造
  1)オーバービューパスと日めくり式パス
  2)電子化とパス
  3)BOM
第2章 クリニカルパスの形式・基本構成
 1 オーバービューパス
  1)オーバービューパスの変遷
  2)ステップ(フェーズ)式オーバービューパス
  3)電子パスのオーバービューパス
 2 日めくり式パス
  1)日めくり式パス
  2)電子パスの日めくり式パス
 3 アルゴリズム(フローチャート,プロセスチャート)
 4 バリアンスシート
 5 オールインワンパス
第3章 アウトカムとクリニカルパス作成
 1 アウトカムの考え方
  1)病院におけるアウトカム
  2)パスにおけるアウトカム
  3)自院におけるアウトカムの定義
 2 医療者用パス作成
  1)アウトカム志向の考え方
  2)作成方法
  3)標準化によるパス作成
  4)標準化によるアウトカム志向のパス作成
  5)多職種によるパス作成
  6)パスの運用基準
 3 患者用パスの作成
 4 パスの認可
  1)審査・認可の方法
  2)認可基準
第4章 クリニカルパスの使用と記録
 1 パスと診療記録
 2 医師記録
  ・パス使用に関する医師の役割
 3 看護記録
  1)看護記録の要件
  2)看護記録の目的を満たすパス
  3)看護記録の構成要素を満たすパス
 4 チーム医療の実践ツールとしてのパスの記録
 5 バリアンス分析のデータにできる記録
  1)バリアンス対応の内容の記載
  2)パスのどこに記載するか?
  3)バリアンス記録として何を記載すべきか?
 6 バリアンス登録
  ・バリアンス登録は誰がする(べきな)のか?
 7 パスを使用するということ
第5章 クリニカルパスの見直しとバリアンス分析
 1 クリニカルパスの見直しにおける基本的な考え方
  1)見直しは必要なのか?
  2)見直しは何の視点で行うのか?
 2 バリアンス分析
  1)バリアンスの定義と活用
  2)バリアンスの分類
  3)バリアンスの収集方法
  4)バリアンス分析のシステム化
 3 見直しの根拠と検証
  1)プロセスアプローチによる医療の質改善
  2)臨床指標の活用
  3)DPC(diagnosis procedure combination)の活用
  4)実例:市中肺炎パスの見直し
第6章 クリニカルパス運用の工夫
 1 わが国のパス活動の現況
  1)調査の概要
  2)調査結果の概要
 2 パス委員会について
  1)委員会の問題
  2)委員会運営の問題への対策
 3 パス大会について
  1)パス大会の歴史と意義
  2)パス大会の開催に必要なこと
  3)アンケート結果からみたパス大会運用の問題
  4)問題への対策
第7章 電子クリニカルパス
 1 紙パスとの違い
  1)視認性
  2)情報共有性
  3)オーダ
  4)診療録(カルテ)との関係
  5)権限と承認
  6)運用
  7)アウトカム達成とバリアンスチェック
  8)統計
  9)管理
  10)患者に合わせたパスの作成
 2 電子パスへの移行
  1)電子パスの選定
  2)委員会内組織
  3)マスタ準備
  4)リテラシーと運用規定
  5)紙パス移行作業
  6)患者用パスシート作成
  7)移行に関わる問題
  8)運用
  9)移行前後のパス適用率
 3 地域連携クリニカルパス

索引

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