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病棟・外来から始める
リンパ浮腫予防指導
筆頭著者 増島 麻里子 (編著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61415-3
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 208
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-01415-1
印刷版発行年月 2012年1月
書籍・雑誌概要
がん術後から始めるリンパ浮腫予防指導に最適の書。リンパ浮腫ケアの対象には、発症後の患者はもちろん、乳がん、婦人科系がんなどの治療後の患者のように、未発症だがリスクを有する方も含まれる。リンパ浮腫ケアにおいて大切なのは、専門的知識・技術を有するスペシャリストの関わりに加えて、病棟・外来にいる看護師のように、ジェネラリストである医療職のサポートである。発症前から関わり、発症後もフォローするための知識・技術・考え方を解説した実践書。
目次
はじめに
第1部 リンパ浮腫Q&A
Q1 リンパ浮腫とは何ですか?
Q2 リンパ浮腫になったら、どのようにむくむのでしょうか?
普通のむくみとは、どう違うのですか?
Q3 がん治療の後、いつまでリンパ浮腫発症に気をつければよいですか?
Q4 リンパ浮腫は、どのように予防すればよいのですか?
Q5 「上肢に負担をかけないように」と言われましたが、
どのようなことが負担になるのでしょうか?
Q6 下肢のリンパ浮腫になる可能性があるのですが、
スポーツをしても大丈夫でしょうか?
Q7 乳がん手術後にテニス(身体の一部分を多く使う運動)をしても大丈夫ですか?
上肢のリンパ浮腫発症が心配です。また、プールに入っても大丈夫ですか?
Q8 旅行は、リンパ浮腫の発症に影響するのでしょうか?
Q9 リンパ浮腫を予防するためには、
身体を温めて血行をよくするほうがよいのでしょうか?
Q10 太らないほうがよいと言われたのですが、なぜですか?
Q11 蜂窩織炎とは何ですか? なぜなるのですか?
Q12 蜂窩織炎は危険ですか? 蜂窩織炎の対処方法は?
Q13 リンパドレナージをすれば、リンパ浮腫を予防できますか?
Q14 弾性スリーブをつけることで、上肢リンパ浮腫の発症を予防できますか?
Q15 下肢リンパ浮腫の発症リスクがある場合、発症予防のために
弾性ストッキングをはいたほうがよいでしょうか?
Q16 リンパ浮腫が発症してしまったら、どのような治療法があるのでしょうか?
Q17 弾性スリーブは、いつごろから使用するのがよいのでしょうか?
Q18 がんの術後療法を受けている場合、リンパ浮腫への影響はありますか?
Q19 リンパ浮腫発症後、むくみがとれたら弾性スリーブは外してよいのでしょうか?
第2部 がん疾患や治療に関連したリンパ浮腫
1 リンパ浮腫に関わる解剖生理と疾患の知識
2 乳がん治療とリンパ浮腫の関係
3 婦人科がん治療とリンパ浮腫の関係
4 泌尿器系がん治療とリンパ浮腫の関係
5 リンパ浮腫のアセスメント
第3部 リンパ浮腫予防指導
1 リンパ浮腫予防指導で何を伝えるか
2 リンパ浮腫予防指導前の患者アセスメント
3 リンパ浮腫の早期発見のポイント
4 リンパ浮腫の予防指導
5 外来における予防指導後のフォローアップ
第4部 リンパ浮腫が発症したら
1 リンパ浮腫発症後の治療を担う人と施設
2 治療専門機関との連携
第5部 複合的治療
1 複合的治療
2 スキンケア
3 用手的リンパドレナージ
4 圧迫療法
5 運動療法
第6部 リンパ浮腫指導管理料と弾性着衣の療養費支給
1 リンパ浮腫指導管理料
2 弾性着衣の療養費支給
資料 リンパ浮腫セルフケアブック
おわりに
索引