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精神看護 Vol.23 No.1

特集 患者さんと医療者の意向が異なる時のコミュニケーション技法 LEAP

精神看護 Vol.23 No.1
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医学書院

電子版ISSN 1347-8370

電子版発売日 2020年1月13日

ページ数 118

判型 B5

印刷版ISSN 1343-2761

印刷版発行年月 2019年12月

書籍・雑誌概要

特集 患者さんと医療者の意向が異なる時のコミュニケーション技法 LEAP 一見荒唐無稽な「妄想」であっても、患者さんにしてみればそれは「現実」であり、自分では病気ではないと思っています。そのため精神科の患者さんは、時として医療者側の治療提示を拒否します。医療者が無理矢理医療を導入しようとすると、患者さんとの間に溝が生まれ、誤解や無用な軋轢が生じて、時に物理的な衝突、暴力に発展してしまうことがあります。特に入院時や行動制限の際にこうした衝突は発生します。LEAPは、精神科医療において患者さんと医療者の意向が違っている時に、両者の溝を埋めるためのコミュニケーション技術です。傾聴、共感をベースに信頼関係を構築しながら、一致できる点を見出し、そのうえで双方にとってより良い目標を設定し、協働を目指していきます。すでに院内でLEAPの研修も行っているという山梨県立北病院のスタッフの方々に教えていただきます。

目次


 一見荒唐無稽な「妄想」であっても、患者さんにしてみればそれは「現実」であり、自分では病気ではないと思っています。
 そのため精神科の患者さんは、時として医療者側の治療提示を拒否します。
 医療者が無理矢理医療を導入しようとすると、患者さんとの間に溝が生まれ、誤解や無用な軋轢が生じて、時に物理的な衝突、暴力に発展してしまうことがあります。
特に入院時や行動制限の際にこうした衝突は発生します。
 LEAPは、精神科医療において患者さんと医療者の意向が違っている時に、両者の溝を埋めるためのコミュニケーション技術です。
傾聴、共感をベースに信頼関係を構築しながら、一致できる点を見出し、そのうえで双方にとってより良い目標を設定し、協働を目指していきます。
 すでに院内でLEAPの研修も行っているという山梨県立北病院のスタッフの方々に教えていただきます。

精神科における交渉術の可能性
新津 勇
《特集付録》山梨県立北病院スタッフによるLEAP解説動画

「病気じゃないからほっといて」と言う患者さんと信頼関係を築き、治療を導入するには
八重樫 穂高



■焦点
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●編集部がすっごくオススメする映画「これ観たほうがいいですよ!」…3
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●当事者研究のスキルバンク…15
本日の研究者:木林美枝子さん
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