Clinical Engineering 30巻9号 (2019年8月)

特集 医療安全元年から20年を経て:人工心肺トラブルシューティング

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人工心肺トラブルは,ヒューマンエラーとシステムエラーが複雑に絡み合った医療事故である.トラブルを重大事故に至らしめないために,「Who?(誰が間違いを犯したか)」というよりは,「Why?(なぜ間違いが起きたか)」を重視する医療安全対処法への転換が必要である.

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人工心肺からの空気の誤送は大きな医療事故となる.空気誤送のルートには,送血回路のみならずベント回路,心筋保護回路,脳送血回路,そして脱血回路もある.事故を防ぐためには空気誤送のメカニズムを知り,それを踏まえたうえで対応策を用意しておく必要がある.

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人工心肺中のトラブルは多岐にわたり,人工肺に関するトラブル,特に目詰まりによる人工肺内圧上昇は,重大事故へと発展する可能性がある.本稿では,人工肺内圧上昇を正しく理解し,原因と対応策を考え,安全に人工肺交換を行う方法を紹介する.

体外循環の災害対策 鈴木 一郎
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2011年3月11日,宮城県沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード9.0の東日本大震災を経験した.本稿では,当院で経験した被災時の体外循環状況について報告するとともに,今後起こり得る災害に備えた,災害対応シミュレーションや大地震発生時の対応,業務継続計画(BCP)などの重要性について紹介する.

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人工心肺の単なる周辺システムに納まらない「心筋保護」は,準備から実際の操作まで煩雑かつデリケートな作業で構成される.重大な合併症につながる可能性のあるトラブルを減じ,防ぐためには,点在するいくつものチェックポイントを確実に「モニタ」し,「アラート」で察知した異常を的確に「コントロール」する必要がある.

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現在,IABP,PCPS,IMPELLA,VADと多くの補助循環用デバイスが臨床使用されている.補助循環中の安全を確保し,トラブル発生時に早期対処するためには,それぞれのデバイスで発生する合併症やトラブルを理解しておくことが必要である.

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人工心肺を用いた体外循環中のトラブルをゼロにすることはできない.よって,トラブルが発生したときに,速やかに対処することが欠かせない.

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安全を確保するための「人工心肺における安全装置設置基準」が,2018年2月に日本体外循環技術医学会(JaSECT)より改訂(第6版)された.本稿では,この安全装置設置基準(第6版)に準じた安全装置の概略について説明する.

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Clinical Engineering
30巻9号 (2019年8月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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