特集 NICU・PICUで活躍する臨床工学技士になろう
Ⅲ NICU・PICUで活躍する臨床工学技士はどんなことをやっているの? 呼吸療法
森田 将基
1
1松戸市立総合医療センター 医療技術局臨床工学科
キーワード:
神経補助調節換気(NAVA)
,
カンガルーケア(KC)
,
ディベロップメンタルケア(DC)
,
not doing well
,
在宅呼吸療法
,
医療的ケア児
Keyword:
神経補助調節換気(NAVA)
,
カンガルーケア(KC)
,
ディベロップメンタルケア(DC)
,
not doing well
,
在宅呼吸療法
,
医療的ケア児
pp.713-723
発行日 2025年7月25日
Published Date 2025/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000002168
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新生児・小児における呼吸療法では,いかにして成長途中の肺・気道を傷つけることなく,より良い成長・発達につなげることができるかを常に意識して治療に当たる必要がある.治療や医療的ケアを必要とする患児においては,こどもの生命が輝き,育つ力が最大限に発揮され,本人と家族が幸せを感じながら日常生活を送ることができるようにサポートしていくことが重要である.臨床工学技士(CE)はさまざまな医療機器が使用されるなかで,医師や看護師などの医療従事者とは異なる視点から患児を見ることで,その専門性を活かすことができる.それぞれの医療機器の特性を最大限に活かし,不得手な部分を最小限にする適正な使用に関するアドバイザー的存在になる必要がある.この専門性をチーム医療の一員として活かすとともに,患児・家族との心のケアにかかわることで,こどもの明るい未来を守ることにつながる.本稿では,呼吸療法を通してNICU・PICU領域でCEが活躍できることについて筆者の経験を元に述べる.

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