Clinical Engineering 30巻10号 (2019年9月)

特集 臨床工学技士が知りたい 医療ガスのすべて

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医療ガス安全管理委員会の設置で強化されたのが保守点検業務で,記録保存が義務化された.また,始業点検も追加されたことで配管端末器の安全が強化された.これにより,臨床工学技士にとっては看護師などへ研修を行う業務が重要になってくる.

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2017年9月6日に厚生労働省医政局長から発出された通知「医療ガスの安全管理について」1)では,医療ガス安全管理委員会に,原則,臨床工学技士の参加を義務付けている.医療施設では,本通知に沿って安全管理に関する組織を設置し,業務を行う必要があり,すでに多くの病院が実施している.本稿では,通知のポイントを紹介し,実務的な解説を加えた.

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空気のおもな成分の1つである酸素に代表される医療ガスは,目には見えず手で触れることもできないが,治療を行ううえで不可欠であり,医療従事者の誰もがよく知る存在である.しかしながら,人工呼吸器を動かしている電気がどうやって医療機関に送られているかを知っている人が少ないのと同様に,医療ガスの製造方法も一般的に知られているとはいえない.本稿では,酸素をはじめとする医療ガスがどのように製造されているかについて述べる.

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医療ガス配管設備は,過去に発生した医療ガス事故を踏まえて制定されたJIS T 7101 医療ガス配管設備1)を,製品,設計,施工の基準としてきた.本誌2014年9月号特集2)において,JIS T 7101の2014年版の内容を基に医療ガス配管設備について述べた.本稿では,医療ガスを安全に使用するために,近年のトピックスを含め,医療ガス配管設備の基礎について記す.

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酸素,二酸化炭素などの医療用の高圧ガスには,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)のほか,高圧ガス保安法も適用される.高圧ガス保安法は,高圧ガスの製造,販売だけでなく,貯蔵,移動,消費や容器(ボンベ)にも適用されるので,医療機関や在宅酸素療法患者など消費者(使用者)も対象になる.医療ガスの使用上の疑問については,高圧ガス保安法も熟知しているMGR(医療ガス情報担当者)に問い合わせてほしい.

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関連法規の整備などに伴い,医療ガスに対する安全意識は高まってきているが,依然,事故やトラブルは多く発生している.本稿では,筆者自身が経験した医療ガスにまつわる事故やトラブルを,事例を通して解説する.

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(公財)日本医療機能評価機構による医療事故情報収集等事業に報告されている事例を集計した.インシデントの多くは,ボンベの開栓忘れとボンベ使用中にガスが空になった報告であり,発生要因は,「確認を怠った」「判断の誤り」「知識不足」などのヒューマンエラーであった.対策としては,チェックリスト,ダブルチェック,指差し呼称,連携,知識向上が多くあげられていた.

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医療ガス設備の保守管理業務を進めていくに当たっては,患者や医療関係者の「安全・安心」を最優先事項として位置付けることが求められる.本稿では,2017年9月に厚生労働省医政局長名で発出された通知「医療ガスの安全管理について」のなかから,有用な知見,および当院における保守点検業務(始業点検,日常点検,定期点検)を紹介する.

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日々医療ガスを安全に使用できるのは,日ごろから人工呼吸器や麻酔器を管理,操作している臨床工学技士などの医療従事者が医療ガスの管理を正しく行うとともに,安全に向けたさまざまな取り組みを行っていることの証であろう.その一方で,医療ガスボンベをはじめとした医療ガスの取り扱いに関して,いまだにヒヤリ・ハット事例が多数報告されていることも事実である.

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酸素療法などで使用されるボンベには高圧ガスが封入されており,高圧ガスは使用する圧力まで減圧する必要がある.ボンベから高圧ガスを使用する際,圧力を調整し,一定に保持し,安定してガス流出するために圧力調整器が使用される.しかし,過度に低圧にしてしまうと,機器の稼働に影響を及ぼす可能性がある.

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酸素ボンベは,病院や救急車,在宅などで使用されているが,ボンベ残量の確認は圧力計を用いて目視で行われている.酸素ボンベが空になってもアラームなどで知らせる機構はなく,患者がチアノーゼ,不穏,あるいは意識障害になってはじめて,ボンベが空になっていることに気が付くことがある.

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MGR(Medical Gases Representative)は「医療ガス情報担当者」のことで,日頃,病院などの医療機関を訪問している医療ガス事業者の社員の多くが有している資格である.一般的な医薬品の適正使用を目的としたMR(Medical Representative,医薬情報担当者)に対して,MGRは医療ガス(医療用酸素など)に特化した情報担当者である.

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Clinical Engineering
30巻10号 (2019年9月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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