看護学雑誌 74巻12号 (2010年12月)

特集 医療を変えるiPhone/iPad

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iPhone/iPadの登場で、医療はどう変わるのか。

タッチパネルで簡単に操作できる新しいデバイスの医療現場での活用が話題です。

米国では、iPhoneを含むスマートフォンで医療情報を活用している医師は27万人以上と言われています。日本では、これらのデバイスの活用はまだはじまったばかりですが、本特集では早くも成果を上げ始めている、医療現場での実際事例を紹介します。

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医療健康情報の共有化と、携帯情報端末による双方向通信によって、医療はどう変わるか。医療現場でのiPhone、iPadの利用について先駆的な取り組みを続けるパイオニア、杉本真樹氏が描く次世代医療「医療3.0」の世界とは……。

導入事例

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iPadのメリットのひとつに、医療用の専門端末に比べて安価、手軽な導入が可能という点があります。問診表の電子化、レントゲン画像や動画閲覧を患者説明にいかした取り組みを紹介します。

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初歩的な器械出しからはじまり、複雑な術式に対応できるまで、手術室看護師が一人前になるには時間をかけた教育が必要です。動画教材をiPadで閲覧することで、効率的な器械組み立ての学習が可能となります。

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今年公開され、1年経たずに世界中で7万人のiPhoneにインストールされた薬剤師の作る医療関係者向けのアプリ「添付文書Lite」。薬の説明書である添付文書をiPhone上で読むことができるアプリについて紹介します。

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出先から携帯端末で患者のカルテ情報にアクセスする。iPhone、iPadの登場で、在宅医療の現場で以前から求められてきたこうしたニーズに、安全、簡便に応えるシステムができあがりつつあります。

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最初の寄稿

―今回、インタビューさせていただくにあたり、看護学雑誌60数年分のバックナンバーを読み返しました。あらためて、弊誌刊行の歴史に大きな足取りを残されてきたことに感銘を受けます。1950年代の誌面では、小児科看護について写真で解説する記事(写真1)で登場されています。論文でも、60年代半ばには、難聴患者についての精緻な論考を寄せられています(写真2)。

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「つい飲み忘れてしまう」「薬は大事とわかっているけど、飲みたくないんだよね」……

患者さんから、こうした言葉を耳にしたことはありませんか。新しい服薬支援の考え方「コンコーダンス」は、そういう患者さんの気持ちに付き添うスキルを提案します。

(本稿は2010 年7 月10 日に行われた、医学書院スキルアップセミナー『患者の気持ちに寄り添う技術──コンコーダンス・スキルを用いた服薬支援』での講演内容を再構成したものです)

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なぜ転倒が起きるのか

 転倒の原因には、身体機能の低下に起因する内的因子と、居住環境などに起因する外的因子とがある(図表1)。

 内的因子には、加齢による変化に加え、不整脈、心不全、起立性低血圧、前庭・迷路機能障害、パーキンソン病、片麻痺、変形性関節症、関節リウマチ、視力低下、認知症などの身体的疾患があげられる。また、鎮痛薬、向精神薬、降圧剤などの薬物も転倒のリスクを高める。

認知症の食卓 杉本 あずさ , 河村 満
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食行動を乱す認知症

 高齢化社会に伴い、認知症の増加がみられる。なぜ、認知症により食行動にも変化が起きるのか。まだ明らかになっていないことも多いが、現在さまざまな角度から活発に研究が行われている。

 なかでも前頭側頭葉変性症は、本邦でアルツハイマー病や血管性認知症に次いで頻度の高い認知症として知られるようになってきた。比較的若年(65歳以下)での発症が多く、早期の行動異常がみられる。

連載 わたしたちはこうしている File No.013

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外科医、手術室担当看護師、中央材料室。これらが連携して器械準備の改善を行うと手術室は大きく変わる。日本有数の内視鏡手術数を誇る岩井整形外科内科病院での器械準備の省力化、時間短縮、さらにはスタッフ教育のくふうを紹介する。

連載 驚きの「介護民俗学」・9

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広義のターミナルケア

 私が老人ホームで働きはじめてから1年半が経った。その短いあいだに既に何人もの利用者さんとの別れを経験した。前日までは元気にデイサービスを利用していたのに翌朝には動脈瘤破裂で急死した方、腎臓を長いあいだ患った末に悪化して亡くなった方、脳梗塞の再発により長期入院の末に再び施設に戻ることなく病院で亡くなった方など、さまざまである。

 また、病気の悪化や転倒による骨折などで病院に入院してしまったり、他の施設に入所したりして、施設を去っていった方もいる。あるいは、入院後施設に戻ってきたものの、それまでの状態からずいぶんと変化してしまったというケースもある。

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編集後記 鳥居 , 西窪
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●看護学雑誌は本号をもちまして休刊となります。長年のご愛顧、本当にありがとうございました! 休刊の経緯につきましては社告をご覧いただくとして、ここでは休刊後の展開について、ご紹介したいと思います。

 本号13~16ページにご案内を掲載しました「看護師のためのwebマガジン かんかん!」(www.igs-kankan.com)。本誌担当編集者も含め、看護系雑誌・書籍担当者が多数かかわっていくこととなります。読者参加企画なども満載です。

基本情報

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看護学雑誌
74巻12号 (2010年12月)
電子版ISSN:1345-2746 印刷版ISSN:0386-9830 医学書院

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