薬局 73巻7号 (2022年6月発行)

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特集　STOP!計算エラー｢小児薬用量｣おさらいドリル

添付文書･処方箋を読む　大事なポイントを押さえる! 百　賢二 , 島崎　学 , 山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1922-1924

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ドリル　換算式を実用的に使う! 島崎　学 , 山本　佳久 , 百　賢二 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1925-1937

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特集　｢小児の薬｣トラブルシューティング

月齢により異なる薬物動態を考慮し、小児薬用量をチェックする田川　菜緒 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1940-1943

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＜Key Points＞●小児の身体組成･生理的機能は、成長の過程にあり年齢により著しく変化する。●特定の薬物における全身クリアランスは、成人よりも小児の方が大きくなることがある。●年齢に応じた吸収･分布･代謝･排泄の特徴を知ることは、小児への安全かつ適正な薬物治療を提供するうえで重要である。

小児薬用量の｢適宜増減｣の考え方島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1945-1946

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薬剤情報提供書を有効に活用する若林　仁美 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1947-1951

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＜Key Points＞●患児本人には、なぜ薬が必要なのか理解でき、アドヒアランスの向上につながるような薬剤情報提供書が有用である。●保護者には、効果と副作用を正しく理解でき、注意すべき患児の変化に気づくことができるような薬剤情報提供書が有用である。●薬剤情報提供書は、小児薬物療法を有効かつ安全に実施するための重要な情報源の一つである。

年齢あるいは体重区分の境目の取り扱いは? 島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1953-1955

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小児への適応外使用に関する情報を入手する江畠　麗 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1956-1959

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＜Key Points＞●日本の小児科領域で汎用されている医療用医薬品のうち、添付文書に小児の用法･用量が明記されているものは少ない。●適応外使用を行う場合、｢医学薬学上公知｣に該当する医薬品であるかの確認を行う。●医薬品の適応外使用をする際は多種の検索ツールを活用し、有効性と安全性の評価を行う必要がある。

循環器領域で使用される薬剤　小児薬用量は何を参考に考えるか? 米澤　夏里 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1960-1962

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薬を飲むのが苦手な子ども/保護者に飲食物との飲みあわせを指導する小嶋　純 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1963-1968

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＜Key Points＞●子どもが薬を嫌がる理由(経験のないものを口に入れる不安や経験からの恐怖など、患児によってさまざまだろう)を理解する。●一概に｢Aという清療飲料水と飲めばよい｣や｢Bという食品と混ぜれば服用できる｣といったものではなく、薬の性質によって、向き不向きがあることを知る。●薬の飲みあわせに関する科学的なエビデンスは少なく、患者の声に耳を傾けることが自身の服薬指導の幅を広げる近道と考える。

誤飲･誤嚥を回避せよ! 島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1969-1971

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服薬補助ゼリーの使いどころと注意点を説明する小嶋　純 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1972-1975

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＜Key Points＞●服薬補助ゼリーには種類があり、pH、粘度、成分などの特徴の違いを理解する。●服薬補助ゼリーは錠剤･カプセル剤の服薬を助けるだけでなく、苦味のマスキングなどにも有用である。●服薬補助ゼリーは食品であることから、食事による影響から崩壊性･溶出性についても考える。

看護師は知っている｢子どもの服薬トラブル｣藤田　友紀 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1976-1979

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粉薬をペースト状にする至適水量を指導する福田　春香 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1980-1983

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＜Key Points＞●同一有効成分の粉薬であっても、製薬会社によりペースト状を呈する至適水量は異なる。●有効成分が同じであっても、製薬会社などの違いにより服薬指導内容が異なる可能性がある。

子どもの服薬とデバイス　使いどころと使い方の指導小林　麻美 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1984-1986

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経口剤の飲み忘れへの問い合わせに対応する吉田　直樹 , 奥田　真弘 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1987-1991

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＜Key Points＞●｢気づいたときにすぐ服用する｣と｢次の服用が近いときはスキップする｣が原則。一度に2回分は服用しない。●｢患者向医薬品ガイド｣と｢くすりのしおり｣に飲み忘れたときの対応について記載がある。●一般的に、半減期(t1/2)が短い経口剤は飲み忘れの影響が大きく、t1/2が長い経口剤は影響が比較的小さい。

1日3回服用する薬のアドヒアランスを改善する山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1992-1995

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＜Key Points＞●小児患者では、1日3回服用の処方に対し、昼の服用が困難であるなどの理由から、保護者より1日2回に変更を求められるケースがある。●該当する医薬品の特性から、1日2回への変更は適さないようなケースも存在する。このような場合、保護者に対して、3回服用しなければならない理由を丁寧に説明し、3回の服用が可能な時間帯を提案することも必要である。

同一成分･複数製剤の同時処方に対応する島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1997-2000

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＜Key Points＞●同一成分、複数製剤(例:経口剤と坐剤)の必要性を確認する。●保護者が医師からの使用方法の説明内容を理解しているかの確認を行う。●必ずしも内服が関与しているとは限らない。吸入剤の成分も要確認。

同一成分なのに成人と小児で用法が異なる製剤島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2001-2003

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同時に2種類以上の坐剤を使用するときの注意点を伝える山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2004-2006

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＜Key Points＞●解熱薬とけいれん予防薬など、小児患者に対して2種類の坐剤を併用するケースがある。●坐剤には油脂性基剤と水溶性基剤があり、解熱薬には前者、制吐薬やけいれん予防薬には後者がそれぞれ用いられている。●解熱薬とけいれん予防薬を併用する場合、けいれん予防薬を先に挿入し、30分以上経過してから解熱薬を挿入するのが基本である。

｢熱さましはいつまで飲めば/使えばよいですか｣に対応する島崎　学 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2007-2009

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坐剤の保管方法を指導する山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2011-2013

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＜Key Points＞●油脂性基剤を用いた坐剤(油脂性坐剤)の場合、特に真夏は冷所保存を徹底する必要がある。●油脂性坐剤が高温化で加熱融解した場合、保管の仕方によって再固化後の形状が異なる。●油脂性坐剤が加熱融解後に再固化した場合、主成分の分散の均一性が失われている可能性があるので、分割使用の際は注意が必要である。

ジアゼパム坐剤の2回目投与のタイミングを指導する山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2014-2015

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＜Key Points＞●ジアゼパム坐剤は、発熱事象の発生時に1回投与し、その8時間後に2回目の投与を行うのが基本である。●2回目投与のタイミングで患者の発熱が治まっている場合の対応については、処方医とよく協議しておく必要がある。

ステロイド外用剤と保湿剤の希釈･混合可否を判定する山本　佳久 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2016-2018

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＜Key Points＞●軟膏剤には、結晶分散型や液滴分散型などのタイプが存在する。●同じ主成分を有する軟膏剤であっても、基剤のタイプが異なるケースが多くある。●ステロイド軟膏とヘパリン類似物質油性クリームを混合する場合、混合物の安定性は軟膏に含まれる界面活性剤の性質に依存する。

子どもの点眼　点眼剤の投与方法と服薬指導守屋　賀奈絵 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2019-2023

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＜Key Points＞●点眼不良により治療や検査に影響が出ないよう、まずは保護者に点眼の必要性を認識してもらう。●子どもに接するときには、ポジティブに期待の言葉をかけたり大袈裟に褒めることで、子どものやる気を引き出す。●嫌がる子どもに点眼を行う際には、抵抗し始めても躊躇せず、泣く前に一気に終わらせてしまう。

アドレナリン自己注射薬の注意点とポイント百　賢二 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2024-2027

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＜Key Points＞●学校、幼稚園、保育園などにおけるアナフィラキシー発生時の対応を、教員などがあらかじめ準備しておく。●アドレナリン自己注射薬であるエピペン注射液の期限チェックを忘れない。

患者も薬を選びたい!? 米子　真記 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2028-2031

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連載

えびさんぽ(第6回)　乳幼児や小児の喘鳴に、吸入ステロイドは効果がありますか? 青島　周一 73巻7号 , 2022年6月 , pp.1916-1918,2038-2039

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線虫を用いた尿中の揮発性有機代謝物によるがん検査川西　正祐 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2034-2035

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薬剤師が三ッ星シェフ　業務に活きる!活かせる!経静脈栄養のホントのところ　番外編　リハビリテーション栄養と薬剤師　これから必ず求められる視点東　敬一朗 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2040-2047

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喫茶よりみち　薬剤師の知っ得リテラシー(Scene#06)　3回目、4回目?　新型コロナワクチンの追加接種について、今わかっていることは? 井出　和希 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2048-2053

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くすりのかたち外伝　わかる!使える!まいにち薬会話!!(第6回)　｢一包化しないでください｣浅井　考介 , 柴田　奈央 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2054-2061

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薬剤師力の型　新たな思考と行動プランを手に入れろ!(陸ノ型)　｢薬剤性の副作用｣以外の可能性を考えられる薬剤師を目指そう!! 岩渕　聡 , 葉山　達也 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2062-2069

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現場で働く薬剤師のための　臨床薬学研究のオモテ･ウラ(第6回)　論文を書くためのオモテ･ウラ(2) 大井　一弥 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2070-2073

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Gebaita?!　薬剤師の語ログ(第6回)　インフルエンザの薬が見つからない… 高島　英滋 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2074-2078

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薬剤部門管理者･ミドルマネジャーのためのBSC活用入門(第3回)　BSCで必須だが省略されやすい重要理論高橋　淑郎 73巻7号 , 2022年6月 , pp.2080-2084

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73巻7号
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電子版ISSN：印刷版ISSN：0044-0035 南山堂

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