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特集 精神療法における治癒とは
行動療法での治療の終わり方
芝田 寿美男
1
1福岡赤十字病院
pp.672-676
発行日 2024年10月5日
Published Date 2024/10/5
DOI https://doi.org/10.69291/pt50050672
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はじめに
行動療法を用いて日々の臨床をする中で「治癒」という概念はほとんど意識せず,まだ「治療の終結」の方を意識している。この両者がどう違うのか考えてみたが,臨床の場に持ち込まれた生活障害に対して,投薬を含めて治療者の助けを借りずとも患者とその近しい人たちだけで対処できる状態が「治療の終結」であり,さらにその生活障害自体を忘れて過ごすようになれば「治癒」と呼べそうである。治療者として観察可能なのは「治療の終結」までで,「治癒」とは患者側の体験の問題なので,あまり意識していないのだと思う。

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