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特集 精神分析はたのしい――人文知との邂逅・民主化の未来
「驚きを伴うような事態」をめぐって
関 真粧美
1
1南青山心理相談室
pp.64-71
発行日 2026年8月20日
Published Date 2026/8/20
DOI https://doi.org/10.69291/cp26070064
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1 はじめに
今回「ベストプラクティス」というテーマで原稿の依頼をいただいた。懊悩の末,ベストなプラクティスではなく,実践において私が最も重要だと考えている要素,いわば「ベストファクター」について書いてみることにした。
その要素をどのような名前で呼ぶのが適切なのだろう。それが含まれているのは,治療のなかで生じる「驚きを伴うような事態」である。具体的には,たとえば次のようなことを指す(本文中の事例は個人の特定を避けるための加工が施されている)。

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