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I ユースワークとはなにか
ユースワークは,おもに10代の子ども・若者(以下,若者で統一)の育ちを地域コミュニティで支える活動であり,若者自身が選んで自発的に参加するという「自主性(voluntary)の原則」をもっとも大切な原則とする活動である(平塚,2023 : 27-28)。近年ユースセンターを掲げる青少年施設の活動が注目されるようになるなかで,日本においてもユースワークや,若者にかかわる専門職であるユースワーカーへの関心が高まっている注1)。
ユースワークの歴史が蓄積されてきたヨーロッパにおいては,ユースセンターでおこなわれる活動,コミュニティセンター内での子ども・若者支援活動,ユニフォーム・オーガニゼーションと呼ばれるようなボーイ&ガール・スカウトやYMCAなどの活動,ユースワーカーが学校に入って学校と連携しておこなわれる活動,若者協議会(Youth Parliament)などの若者の政治参加を進める活動,アート・映像制作・調理などの文化を中心にすえた活動,ストリートにいる若者のところまでユースワーカーが足を運んで若者とかかわっていくデタッチト・ユースワークなど多様なかたちでおこなわれている。
日本においてもユースワークはさまざまに展開されており,ユースワークが「若者に対し実施されているさまざまな実践を括った総称」であることともかかわり,「ユースワークだという自覚がないまま取り組まれている実践も少なくない」(南出,2024 : 13)。そのため,日本におけるユースワークを整理して述べることは難しいが,ユースセンターなどの青少年施設でおこなう活動のみならず,若者を対象にしておこなわれている「居場所」の活動,若者支援,プレーパーク,フリースクール・フリースペース,学習支援,こども食堂,生活支援,学校内居場所カフェ,夜のストリートにいる若者へのアウトリーチ,ひきこもり支援,などの活動のなかでユースワークがおこなわれている。

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