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論評
2026年度診療報酬改定と補助金は何を動かそうとしたのか
―資金配分から読む地域医療構想、働き方改革、医師偏在、医療DXへの対応
高橋 泰
1
1国際医療福祉大学大学院教授
pp.22-25
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO3001006
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに:個別点数の解説ではなく「政策の実装手段」として読み解く 2026年度診療報酬改定と関連補助金は、単なる点数の見直しではない。本稿は、どこに資金を重点配分し、それを通じて医療提供体制をどう動かそうとしているのかという視点から、2026年度改定と関連補助金を、政策の「実装の手段」として評価するものである。 診療報酬のメッセージを読み解くためには、個別点数の推移を追うだけではなく、改定全体の金の流れと政策目的との対応関係を把握することが不可欠である。 図1は、その全体像を示したものである。中心には「診療報酬・補助金」が置かれ、そこから実線と破線が各政策課題へ伸びている。実線の矢印は資金配分の大きさ、破線の矢印はDXによる実装支援の関係を示す。 今回の改定は、物価・賃金対応を最優先しつつ、地域医療構想、働き方改革、医師偏在という「三位一体改革」を進め、さらにDXを横断的基盤として位置づけた政策パッケージである。

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