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特集 ここまで進んだ!婦人科疾患の低侵襲手術
【III.悪性腫瘍手術】
8.子宮頸癌に対する腹腔鏡/ロボット支援下手術―1)日本の現状と課題
鈴木 幸雄
1
1岐阜大学医学部附属病院産婦人科
キーワード:
子宮頸癌
,
腹腔鏡
,
ロボット手術
,
広汎子宮全摘
,
センチネルリンパ節
Keyword:
子宮頸癌
,
腹腔鏡
,
ロボット手術
,
広汎子宮全摘
,
センチネルリンパ節
pp.773-778
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001762
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要旨
子宮頸癌は,わが国では依然として減少傾向がみられず,若年女性を含む幅広い世代が罹患する重要な悪性腫瘍である.手術療法は早期子宮頸癌の根幹をなす治療であり,わが国では岡林術式に端を発し広汎子宮全摘術が確立されてきた.一方で術中合併症や術後合併症も少なからずあり,治療成績向上とともに,手術の質や治療後のQOL等も課題となってきた.一方で,低侵襲術式の広がりによって,この20年ほどの間に悪性疾患に対しても腹腔鏡手術が用いられるようになった.当然ながら,低侵襲かつ同等の腫瘍学的成績を目指したわけだが,2018年に報告されたLACC trialによってその腫瘍学的安全性に懸念が生じ,わが国においても,子宮頸癌に対する低侵襲手術の適応に関して大きな転換点となった.本稿では,わが国の子宮頸癌に対する腹腔鏡/ロボット手術のこれまでの歴史を概観し,国内で行われてきたおもな研究と治療成績を整理したうえで,LACC trialを踏まえた技術的課題を考察する.また,今後の子宮頸癌に対する低侵襲手術における課題と展望について論じたい.

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