特集 ここまで進んだ!婦人科疾患の低侵襲手術
【II.良性疾患手術】
7.帝王切開子宮瘢痕症(CSDi)の診断と低侵襲手術の適応
大西 由利香
1
,
佐古 悠輔
2,3
1聖路加国際病院女性総合診療部
2聖路加国際病院女性総合診療部
3藤田医科大学分子遺伝学研究部門
キーワード:
帝王切開子宮瘢痕症
,
CSDi
,
慢性子宮内膜炎
Keyword:
帝王切開子宮瘢痕症
,
CSDi
,
慢性子宮内膜炎
pp.767-771
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001761
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要旨
帝王切開子宮瘢痕症(CSDi)は,帝王切開瘢痕部の子宮筋層欠損に起因する月経関連症状や続発性不妊症を特徴とする,2023年に定義された新しい疾患概念である.手術適応については現時点で確立された基準はなく,臨床症状に加え,慢性子宮内膜炎の有無,子宮鏡所見,不妊治療歴などを総合的に評価して判断する必要がある.手術に際しては,病変部を見極め必要十分な凝固や切除を行うことが重要であり,本稿では術式の工夫と留意点についても述べる.

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