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特集 産婦人科領域のトランスレーショナルリサーチの展開―若手医師への研究のススメ―
Ⅲ.周産期
11.妊婦の深部静脈血栓症メカニズムの解明
根木 玲子
1
,
宮田 敏行
2
1国立循環器病研究センター ゲノム医療支援部遺伝相談室,産婦人科部
2国立循環器病研究センター脳血管内科部
キーワード:
遺伝性血栓性素因
,
妊娠関連静脈血栓塞栓症
,
不育症
Keyword:
遺伝性血栓性素因
,
妊娠関連静脈血栓塞栓症
,
不育症
pp.303-307
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001063
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要旨
妊娠と分娩は,静脈うっ滞,凝固能亢進,血管内皮傷害などの静脈血栓塞栓症(VTE)の発症リスクを有する.凝固能の亢進は,凝固制御因子の減少,凝固因子の増加,線溶系の低下を伴う.凝固制御因子であるアンチトロンビン,プロテインC,プロテインS(PS)の各欠乏症は遺伝性血栓性素因として知られVTEの発症リスクを高める.日本人の約55人に1人は中等度VTEリスクであるPS p.Lys196Gluを保有し,本バリアントは妊娠関連VTEの危険因子である.

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