疾患と検査値の推移
深部静脈血栓症
岡島 年也
1
,
保田 知生
2
1協立病院循環器科
2がん研究会有明病院医療安全管理部,消化器外科
pp.546-553
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207208
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Point
●主訴が下肢症状である疾患としてまず思い浮かぶのは,閉塞性動脈硬化症などの動脈疾患であるが,静脈疾患である深部静脈血栓症(DVT)も忘れてはならない.
●DVTを単に四肢の静脈疾患と捉えるのではなく,静脈血栓塞栓症(VTE)として肺塞栓症(PE)や奇異性脳塞栓症も念頭に全身を診なければならない.
●血液検査は,DVTの初期鑑別をはじめ治療効果判定やDVTの再発の予測指標として有用である.
●DVTの確定診断には画像検査が必須である.
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