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Editorial―今月のことば
パンの香りが気づかせてくれたこと
浅野 尚美
1
1岡山大学病院 輸血・細胞療法部
pp.385-385
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt54050385
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- Abstract 文献概要
数年前になりますが,私が勤務する病院に焼きたてパン屋がオープンしました.お昼に焼きたてのおいしいパンがいただけることを嬉しく,また,パンの香りに幸せを感じていました.特に当直明けの朝などは,パンの香りが疲れを癒やしてくれました.ある時,病院のご意見箱に切実な思いが寄せられました.病気の治療のために食事制限があり,食事の時間が近くなると病室を出て院内を散歩している方からでした.パンの香りがつらいという訴えでした.そう,ここは病院でした.ただちに病院は香りが建物内に入らないように対策を講じました.自分にとって良いと感じることも,その人の状況・状態,立場,体調,習慣などにより,不快と感じる場合があることにあらためて気づかせてくれた出来事でした.
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