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腸-筋-脳連関の臨床応用:マイクロバイオーム介入で拓くサルコペニア治療
2.臨床で使う腸-筋スクリーニング
永野 彩乃
1
1西宮協立脳神経外科病院 看護部 /Caresso コンサルタントナース
キーワード:
腸内環境評価
,
スクリーニング
,
多職種連携
Keyword:
腸内環境評価
,
スクリーニング
,
多職種連携
pp.1074-1079
発行日 2026年9月15日
Published Date 2026/9/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr035101074
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はじめに
サルコペニアは,加齢に加えて低栄養,活動量低下,慢性炎症,疾患負荷等が重なって進行する病態であり,高齢者医療やリハビリテーション医療における重要課題である.近年は筋肉そのものだけでなく,腸内環境と筋機能との関連,すなわち「腸-筋連関(Gut-Muscle Axis)」が注目されている.
腸-筋連関を考慮した診療では,筋肉だけでなく腸内環境を含めて患者をとらえる必要がある.一方,腸内細菌叢解析を日常的に実施することは現実的ではない.そのため臨床では,便通異常,便性状,便臭,便pH等から腸内環境の悪化を疑う患者を見逃さないことが重要となる.特に高齢者では,便秘や下痢が低栄養や活動量低下と並行して生じやすく,便情報は全身状態をとらえる身近な指標となり得る.
本稿では,栄養,筋力・筋量,便情報を組み合わせ,メディカルスタッフがベッドサイドで実践できる「腸-筋スクリーニング」の考え方を概説する.

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