増刊号 ―豊富な所見で診断の進め方がわかる―産婦人科 画像診断アトラス
周産期
画像診断の進め方:基本的スクリーニング
妊娠中期のスクリーニング
松岡 隆
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座
キーワード:
妊娠中期胎児超音波検査
,
スクリーニング
,
出生前検査
Keyword:
妊娠中期胎児超音波検査
,
スクリーニング
,
出生前検査
pp.52-56
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210928
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●妊娠中期は,胎児の大きさ,羊水量から胎児形態評価の最も適した時期である.
●スクリーニング検査と診断検査を区別し,正常の確定に至らない場合は検査終了とせず,再確認,コンサルテーションにより偽陰性の発生を防ぐ.多少の偽陽性は許容される.
●妊娠中期スクリーニング検査においては,胎児の軸(水平,冠状,矢状)を意識し,プロービングにより音響陰影を外し,誰がみてもそれとわかる判断に資する画像を取得する努力を怠らない.
●スクリーニング陽性時点での,患者への中途半端な説明は不必要な不安をあおりかねないことを認識する.
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