Japanese
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AIと医療DX
5.病理診断とAI
内藤 嘉紀
1
,
常木 雅之
2
1久留米大学病院 臨床検査部
2メドメイン株式会社
キーワード:
病理診断
,
デジタル・トランスフォーメーション
,
artificial intelligence(AI)
Keyword:
病理診断
,
デジタル・トランスフォーメーション
,
artificial intelligence(AI)
pp.495-500
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr035050495
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病理診断の現状
病理診断とは,患者から採取・切除された組織・細胞から標本を作製し,病理医が観察して診断することであり,① 細胞診断,② 生検組織診断,③ 手術で摘出された臓器・組織の診断,④ 術中迅速診断,⑤ 病理解剖に区分される(図1,表).この中でも, ⑤ 病理解剖は, 遺族の承諾のもとで遺体を解剖し,疾患の進行度や診断の確認,治療効果の評価,死因の考察を中心とする学問である.なお,病理解剖は法医解剖や医学教育のための系統解剖とは異なる.一方で,①~④までの病理診断は,病理専門医が行う保険診療内の医療行為であり,良性疾患,悪性疾患問わずに診療に大きな影響を与える.もちろん,各診療ガイドラインでは重要な役割を担っており,外科切除の判断材料だけではなく,薬物療法の適応についても病理診断で判定するものがある.たとえば,乳がん診療における病理診断の役割は,正確な病理診断だけではなく,免疫組織化学染色を用いたホルモンレセプター適応の判定等があり(図2),病理診断への要求度が高くなってきているのが現状である.

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