特集 皮膚科で使用される医療用デバイス—診断・治療の革新と実際
皮膚腫瘍の診断におけるダーモスコピーとAI支援ツールの進展
加藤 裕史
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科加齢・環境皮膚科学
キーワード：
dermoscopy
,
melanoma
,
basal cell carcinoma（BCC）
,
artificial intelligence（AI）
,
deep learning
Keyword:
dermoscopy
,
melanoma
,
basal cell carcinoma（BCC）
,
artificial intelligence（AI）
,
deep learning
pp.428-432
発行日 2025年12月28日
Published Date 2025/12/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202512-086-03
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悪性黒色腫（メラノーマ）や基底細胞癌（BCC）などの皮膚悪性腫瘍の早期発見には，視診に加えてダーモスコピーがきわめて有用であることは言うまでもない．ダーモスコピーは偏光照明と拡大鏡により表皮下の微細構造を可視化し，肉眼では捉えにくい色調や構造を可視化する1）．実際，多くの研究でダーモスコピーの併用が皮膚悪性腫瘍の診断精度（感度・特異度）を有意に向上させることが示されている．
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