Japanese
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特集 薬剤耐性(AMR)の最新動向
薬剤耐性に関する国民啓発の現状と展望
Public awareness of antimicrobial resistance
――Current status and future prospects
藤友 結実子
1
Yumiko FUJITOMO
1
1国立健康危機管理研究機構国立国際医療センターAMR臨床リファレンスセンター
キーワード:
薬剤耐性(AMR)
,
国民啓発
,
抗菌薬適正使用
,
行動変容
Keyword:
薬剤耐性(AMR)
,
国民啓発
,
抗菌薬適正使用
,
行動変容
pp.972-976
発行日 2026年9月12日
Published Date 2026/9/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298110972
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- 参考文献 Reference
薬剤耐性(AMR)は世界的な公衆衛生上の脅威であり,日本では2016年に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020」が策定され,現在は「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023-2027」に引き継がれて運用されている.日本の抗菌薬使用量は欧州諸国と比較して低い水準にあるが,本来,抗菌薬は不要とされる急性気道感染症に経口広域抗菌薬が外来診療で処方されており,さらなる適正化の余地は残されている.患者の誤った知識や処方への期待は,処方判断にも影響するため,AMR臨床リファレンスセンターでは,11月の「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」を中心としたキャンペーン,クリニック・薬局を通じた啓発資材の配布,情報サイトなどによる発信などで啓発活動を続けている.しかし意識調査からは,知識や行動は長年ほぼ変化していないという現状が明らかとなっている.今後は,情報が届きにくい層への届け方の工夫,医療従事者を介した対話による知識から行動変容への橋渡し,そして “将来も使える抗菌薬を残す” というメッセージの拡張が,国民啓発の重要な方向性となる.

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