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第1土曜特集 医療に貢献する糖鎖研究最前線
免疫
自然免疫で働くレクチン受容体による自己と非自己のリガンド認識機構
Mechanisms of self and non-self ligand recognition by lectin receptors in the innate immune system
長江 雅倫
1,2,3
,
山﨑 晶
1,2
Masamichi NAGAE
1,2,3
,
Sho YAMASAKI
1,2
1大阪大学微生物病研究所分子免疫制御分野
2同免疫学フロンティア研究センター分子免疫学分野
3東北医科薬科大学・薬学部
キーワード:
レクチン受容体
,
自然免疫
,
自己と非自己の認識
,
リガンド認識
Keyword:
レクチン受容体
,
自然免疫
,
自己と非自己の認識
,
リガンド認識
pp.354-361
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298050354
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- 参考文献 Reference
自然免疫受容体は,外来異物や損傷自己に特徴的な物質を認識して免疫応答を行う.C型レクチン受容体(以下,レクチン受容体)は自然免疫受容体の一種であり,Dectin-1クラスターおよびDectin-2クラスターの2つの遺伝子クラスターによって主にコードされている.レクチン受容体は,細胞外のレクチンドメインを介してリガンドを認識し,膜貫通領域または細胞質領域を介して活性化または抑制性のシグナルを下流に伝達する.レクチン受容体のリガンド探索は精力的に研究されており,自己および非自己に由来するリガンドが多数同定されている.興味深いことに,レクチンドメインは小さなドメインにもかかわらず,糖鎖をはじめ脂質,タンパク質,核酸,結晶性物質などの多様なリガンドを認識する.また,受容体によっては1つの受容体が化学構造のまったく異なる複数のリガンドを認識し,複雑な生理応答を担うものがある.本稿では,レクチン受容体の自己および非自己リガンドを概説し,その分子認識メカニズムについて立体構造の知見を踏まえて説明する.

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