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FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ・Vol.4
腎障害性物質の「入り口」分子メガリンをターゲットとした腎臓病の創薬研究
斎藤 亮彦
1
Akihiko SAITO
1
1新潟大学大学院医歯保健学総合研究科 腎研究センター 腎・膠原病内科学分野
pp.1146-1150
発行日 2026年6月20日
Published Date 2026/6/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297121146
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はじめに
わが国では約2,000万人(成人の5人に1人)の慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者が存在し,透析患者が34万人を越える.CKD患者は心・血管病の合併率も高く,医療経済的にも大きな問題となっている.しかし,腎機能の悪化を予測する早期のバイオマーカーや抜本的な治療法は十分には確立されていない.また,腎毒性の薬剤や手術・外傷などに関連して発症する急性腎障害(acute kidney injury:AKI)は,CKDの増悪因子としても,生命の危険要因としても,重要な医学的課題となっている.

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