Japanese
English
特集 ワンヘルス・ワンワールド 人・動物・環境の相互連関が医療に与えるインパクト
エマージングウイルス感染症の基礎研究とワクチンの開発
Basic research and vaccine development for an emerging viral infection
甲斐 知惠子
1
,
藤幸 知子
1
,
米田 美佐子
1
Chieko KAI
1
,
Tomoko FUJIYUKI
1
,
Misako YONEDA
1
1帝京大学先端総合研究機構
キーワード:
エマージングウイルス感染症
,
ワクチン開発
,
ニパウイルス(NiV)
Keyword:
エマージングウイルス感染症
,
ワクチン開発
,
ニパウイルス(NiV)
pp.1036-1040
発行日 2026年6月13日
Published Date 2026/6/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297111036
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,243円 (1,130円+税10%) こちらは、1036ページから1040ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
エマージング感染症のほとんどは動物からヒトに感染した人獣共通感染症である.そのひとつであるニパウイルスは1998年にマレーシアで出現し,ヒトでの致死率は40%に至った.近年ではその致死率が70〜90%に達し,ヒトからヒトへの伝播も起きている.致死率の高さや自然宿主の広い生息域からも,ニパウイルス感染症に対する対策研究は国際的に重要課題と認識されている.われわれはニパウイルスの合成技術を逸早く開発して基礎的研究を進めるとともに,その防御法の開発も進めてきた.われわれが開発した麻疹ベクター生ワクチンは顕著な防御効果を示しさまざまな優れた特徴を持っている.この日本発のワクチンの実用化を目指し長期に渡る開発研究を実施中で,ようやくヒトでの臨床試験を開始するところである.本開発研究には,OWOHの概念どおり,国を超えた多領域の機関や研究者・専門家が関わる大型の国際協同研究が必要であった.わが国もOWOHに沿った環境整備が必要と考える.

Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

