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特集 高血圧診療の現状と展望
「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」
-――改訂のポイント
Guidelines for the management of elevated blood pressure and hypertension
――Points of thee update
大屋 祐輔
1
Yusuke OHYA
1
1沖縄県北部医療財団
キーワード:
高血圧
,
ガイドライン
,
共同意思決定
,
システマティックレビュー
Keyword:
高血圧
,
ガイドライン
,
共同意思決定
,
システマティックレビュー
pp.529-537
発行日 2026年5月16日
Published Date 2026/5/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297070529
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- 参考文献 Reference
日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」は,わが国において依然として十分とはいえない血圧管理状況を改善し,脳心血管病のさらなる抑制を実現することを目的として策定された.JSH2025では,“国民および高血圧患者の血圧を下げること” を最重要目標に掲げ,実地診療の現場で具体的な行動に結びつくわかりやすさ,科学的根拠に基づく記載,多職種での活用を基本方針としている.高血圧の診断基準は従来どおり140/90mmHg以上を維持しているが,高値血圧への早期対応の重要性を強調している.管理計画では,血圧値と脳心血管病リスクを総合的に評価し,生活習慣の改善を基盤としながら,薬物治療開始の判断を原則1カ月以内に行う方針へ変更された.今回の改訂で最も大きな変更点は,降圧目標値を原則130/80mmHg未満に統一したことであり,その根拠としてシステマティックレビューおよびメタ解析の結果が提示されている.さらに,高血圧性臓器障害,併存疾患,高齢者,治療抵抗性高血圧への対応についても体系的に整理されている.JSH2025は,診療所から専門医療機関まで,また国民全体への働きかけにも幅広く活用できる実践的ガイドラインとして,わが国の循環器疾患予防において重要な役割を担うことが期待されている.

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