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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(10)分娩時〔産科処置〕
81.器械分娩では実施前に適応と要約の確認を忘れるな
中山 敏男
1
Toshio Nakayama
1
1山王病院女性医療センター産科
キーワード:
器機分娩
,
吸引・鉗子分娩
,
適応と要約
,
児頭最大周囲径
Keyword:
器機分娩
,
吸引・鉗子分娩
,
適応と要約
,
児頭最大周囲径
pp.268-270
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002896
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- 参考文献 Reference
はじめに
訴訟リスクが高いといわれる現代の産科診療において,児頭の位置が高い場合や回旋異常がある場合など,器械分娩が難しいと予測される状況においては,帝王切開のほうがより選択されると予想される。しかし器械分娩は,娩出までの時間が帝王切開と比較して短時間であるため,急激な母児の状態悪化に対して安全に施行できる条件が遵守されていれば,帝王切開よりも器械分娩のほうが母児の予後に寄与する。しかし,時間的制約などの社会的な理由や,分娩進行の誤った判断などにより器械分娩を行うと,母体の高度腟壁裂傷や子宮破裂,児の頭血腫や帽状腱膜下血腫などのリスクが増加する。しっかりとした技術習得はもちろんであるが,より安全に器械分娩を行うために,必ず確認するべき適応と要約について述べる。

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