今月の臨床 急速遂娩の基本―トラブルを避けるために
急速遂娩の実際
鉗子分娩と吸引分娩
1.鉗子・吸引分娩の適応と要約
鈴木 正明
1
1賛育会病院産婦人科
pp.273-277
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103280
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●産科の医療訴訟のなかで最も多いのが急速逐娩術に関するものである.
●胎児下降度の程度について十分に理解することが,吸引・鉗子分娩を安全に行うコツである.
●鉗子・吸引分娩の手技は詳細にカルテ記載をする.
吸引分娩 : 適応,胎児下降度,装着部位,牽引方向,回数,難易度,滑脱の有無,頭皮損傷や,産瘤の程度,母体の損傷の有無など.
鉗子分娩 : 適応,胎児下降度,児頭回旋,鉗子圧痕など児・および母体の損傷など.
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