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特集 周産期の感染症対策
総論
周産期の新興・再興感染症
松井 三明
1
,
岩本 あづさ
2
MATSUI Mitsuaki
1
,
IWAMOTO Azusa
2
1神戸大学大学院保健学研究科パブリックヘルス領域国際保健学分野
2国立健康危機管理研究機構国際医療協力局
pp.108-111
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002583
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はじめに
新興・再興感染症とはemerging and re-emerging infectious diseasesの和訳である。Emergingとは,何かが隠れていたところから出現する様子を表す。つまり新興・再興感染症を引き起こす病原体は,この世界に存在していたものが人に対する感染症の形であきらかになったことを意味する。新興感染症とは「これまでに知られていなかった病原体に起因する感染症」,再興感染症とは「かつて存在した感染症であり,公衆衛生上ほとんど問題となっていなかったが,再び増加してきたもの」と定義されている1)。また輸入感染症とは,通常は日本国内に存在しない病原体が海外からもち込まれて発生したものの総称である。

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