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増刊号 周産期診療のための病態生理
[新生児編]
栄養・消化器
早期の授乳開始が早産児にとって有益なのはどのような理由によるのか
水野 克己
1
MIZUNO Katsumi
1
1昭和大学医学部小児科学講座
キーワード:
経腸栄養
,
壊死性腸炎
,
母乳
,
ドナーミルク
Keyword:
経腸栄養
,
壊死性腸炎
,
母乳
,
ドナーミルク
pp.517-520
発行日 2023年12月28日
Published Date 2023/12/28
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001357
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超早産児に対する積極的な栄養戦略
わが国では,経腸栄養に関するガイドラインは一般的とはいえず,経腸栄養の開始時期・内容・方法は各施設,さらには各担当医間でもばらつきがある。そのなかでも経腸栄養の開始時期は全体的にみれば早まってきている。近年,超早産児に対する積極的な栄養戦略が児の予後を改善するという報告がみられるようになったことも関係があるだろう。この積極的な栄養戦略とは,静脈栄養だけでなく経腸栄養とともに生後早期から開始することを示す。生後早期からの経腸栄養は腸管粘膜の成熟や消化吸収機能を高める作用があるため,経腸栄養の早期確立,静脈栄養期間の短縮が期待される。結果として,カテーテル関連感染対策,そして医療費削減にもつながる。

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