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特集 耳鼻咽喉科領域における患者支援機器
【咽喉頭領域】
失声後音声再獲得のための機器と取り組み
西尾 直樹
1
Naoki Nishio
1
1名古屋大学医学部耳鼻咽喉科
キーワード:
喉頭摘出術
,
音声変換技術
,
Save the Voice
Keyword:
喉頭摘出術
,
音声変換技術
,
Save the Voice
pp.425-428
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002081
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はじめに
喉頭摘出術はその名の通り発声器官である喉頭を摘出する術式であり,患者は手術後に完全な失声状態となる。頭頸部癌に対する外科的治療として,また慢性誤嚥を防ぐための誤嚥防止術として,今でも重要な治療法の一つではあるが,手術後には著しい生活の質(Quality of Life:QoL)の低下につながることが大きな問題である1)。実際にこれまでの報告でも,喉頭摘出術が患者の短期的・長期的なQoLに機能面と心理面で大きな影響を与えることが明らかになっている2)。また手術前に,患者は頭頸部癌に対する恐怖を感じているとともに,手術により自分の声を永続的に失うという事実に対して非常に強い心理的ストレスを感じている3)。

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