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特集 徹底解説! 食道胃接合部の内視鏡診断
[非腫瘍性病変の内視鏡診断]
【Note】Barrett食道腺癌の発生率からみたBarrett食道サーベイランス法とは?
How to conduct surveillance endoscopy in Barrett’s esophagus in the light of its cancer incidence
飯島 克則
1
,
福田 翔
1
,
渡邊 健太
1
Katsunori Iijima
1
,
Sho Fukuda
1
,
Kenta Watanabe
1
1秋田大学附属病院消化器内科
キーワード:
Barrett食道
,
食道腺癌
,
サーベイランス
Keyword:
Barrett食道
,
食道腺癌
,
サーベイランス
pp.605-608
発行日 2026年5月25日
Published Date 2026/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002683
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- 参考文献 Reference
はじめに
Barrett食道の診断基準が緩い本邦では,非常に多くのBarrett食道が診断されているが,その割にBarrett食道腺癌はまだ少なく,Barrett食道全体を早期癌発見のためにサーベイランスするのは現実的でない。Barrett食道の発癌率は,その長さによって大きく規定されること(長くなるほど,発癌率が高くなる)から,長さごとにサーベイランス法を構築するのが現実的である。本邦では,現行の胃がん検診(50歳以上に2年ごと)と比較することで,Barrett食道の長さごとのサーベイランス法を想定した。3cm以上(または2cm以上)のlong segment Barrett’s esophagus(LSBE)は,発癌率が高く,1〜2年に1回のサーベイランスが適当かもしれない。1〜3cmのshort segment Barrett’s esophagus(SSBE)は,発癌率は低く,3〜5年に1回程度のサーベイランスが妥当と考えられる。1cm未満のultra-short-segment Barrett’s esophagus (USSBE)の発癌率は低く(ほとんどない),サーベイランスは不要と考えられる。USSBEはサーベイランス不要ということであれば,診断そのものの意義が問われる。

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