Japanese
English
症例
右卵巣腫瘍を疑い施行した腹腔鏡手術にて虫垂粘液性腫瘍が判明した1例
石沢 千尋
1
,
錬石 和明
1
,
神部 友香理
1
,
土谷 聡
1
,
吉本 多一郎
2
C. Ishizawa
1
,
K. Neriishi
1
,
Y. Kambe
1
,
A. Tsuchiya
1
,
T. Yoshimoto
2
1公立昭和病院産婦人科
2同 病理科
pp.797-801
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003919
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解剖学的近接により虫垂腫瘍と右卵巣腫瘍の鑑別に苦慮することが多い。症例は66歳女性。CEA軽度高値で右卵巣腫瘍疑いにて腹腔鏡下右付属器切除術を予定したが,両側付属器に異常なく虫垂腫大を認め,腹腔鏡下虫垂切除術を施行した。病理所見は低異型度虫垂粘液性腫瘍であった。本腫瘍はエコーでオニオンスライスサインを呈し,CEA高値例も多い。良性であるが穿孔により腹膜偽粘液種をきたすことがあり,術前の正確な診断が重要である。術前画像や腫瘍マーカーに加え,腹腔内を直接観察可能な腹腔鏡手術は診断に有用である。

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