Japanese
English
小児保健
機器を用いた新しい側弯症学校検診システム構築の試み
山下 一太
1
1高松市立みんなの病院整形外科・脊椎脊髄外科
pp.546-552
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003892
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側弯症は有病率2~3%の代表的な小児運動器疾患であるが,わが国の学校検診は主として視診・触診に依存しており,検出率は約0.3%と低い.現状改善のために,専用の機器(3Dバックスキャナー)を用いた新しい側弯症学校検診システムを構築した.小中学校6校でモデル事業を実施した結果,従来の検診では見逃されていたと考えられるCobb角10~20°台の軽度側弯症が多数発見され,早期治療介入の可能性が示唆された.また,客観的かつ再現性の高い評価が可能であり,学校医の負担軽減や検診精度の均一化にも寄与すると考えられた.持続可能な検診体制の確立のためには,財源確保やデータベース構築,羞恥心への配慮などが課題となる.

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