診療
「やさしい日本語」で行う小児診療――外国人の保護者・小児とのコミュニケーション
武田 裕子
1
1順天堂大学大学院医学研究科
pp.538-544
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003891
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「やさしい日本語」は,相手に合わせて分かりやすく伝える日本語を指す.外国人診療=英語と考えがちだが,在住外国人のほとんどはアジアや南アメリカ出身で,日常で英語を使う国の出身者はごくわずかである.一方,在住外国人の約3分の2は,日常会話以上の日本語力を有すると報告されている.英語よりも日本語を理解する人の方が,実は多いのである.難解な語彙やあいまいな表現を避け,短く具体的に伝える工夫は,在住外国人だけでなく小児の日常診療にも役立つ.さらに,オノマトペ(擬音語・擬態語)を避けたり,「薬」を「お薬」という「お」や「ご」の美化語をつけないだけで,外国人への伝わりやすさは格段に増す.試してみてほしい.

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