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特集 小児科ではじめる移行期医療――よりよく進めるための方法・ポイントⅡ
2.「二分脊椎」の成人移行支援
有井 瑠美
1
,
澁谷 聡一
1
,
三宅 優一郎
1
,
宮野 剛
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院小児外科・小児泌尿生殖器外科
pp.495-499
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003884
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二分脊椎は多彩な合併症を伴う先天性疾患であり,成人期までの生存率が向上した現在,小児科医には各専門医をつなぐ移行期医療のコーディネーターとしての役割が求められる.移行期には自立スキルの獲得に遅れが生じやすく,尿路感染や褥瘡,シャントトラブルといった医学的リスクが再燃しやすい.また,成人期特有の生殖の問題や,慢性的な疼痛・疲労,メンタルヘルスの課題も顕在化する.小児科医は,段階的なセルフケア支援に加え,18歳・20歳を境とする医療費助成や障害福祉サービスの切り替えを円滑に進める必要がある.医学的介入と社会的障壁への支援を統合し,長期的展望に立って患者のQOLを最適化することが肝要である.

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