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綜説
小児の頭部打撲の診かた
野澤 正寛
1
1滋賀県立総合病院救急科・小児科/滋賀県立小児保健医療センター小児救急科
キーワード:
CT
,
D-ダイマー
,
abusive head trauma
,
脳震盪
Keyword:
CT
,
D-ダイマー
,
abusive head trauma
,
脳震盪
pp.67-74
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002043
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頭部外傷は小児の外傷のなかでは頻度が高い.これまでは外科系の医師によって小児頭部打撲の診療がなされることが多かったが,小児科医にとっても頭部打撲の診療は無縁とはいえなくなってきた.頭蓋内損傷の診断には近年ではCHALICEやPECARN,CATCHというCT撮影のclinical prediction ruleが使用されることが多いが,それぞれに除外基準や検出する異常の設定が異なることに注意して使用する必要がある.またD-ダイマーは頭蓋内損傷がないことを証明するために有効なツールの一つとなり得る.Abusive head traumaや脳震盪は近年注目されている領域である.子どもの生活に寄り添った医療が不可欠であり,小児科医としての本分が生かされる領域といえるが,科学的根拠をもって対応することが肝要である.

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