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特集 環・小指のしびれを主訴とする疾患の鑑別
尺骨神経脱臼を伴った肘部管症候群の検討
清水 弘之
1
1蓮村整形外科内科
キーワード:
超音波診断
,
関節脱臼
,
肘関節
,
重症度指標
,
尺骨神経障害
,
肘部管症候群
Keyword:
Elbow Joint
,
Joint Dislocations
,
Severity of Illness Index
,
Ultrasonography
,
Ulnar Neuropathies
,
Cubital Tunnel Syndrome
pp.810-817
発行日 2016年8月19日
Published Date 2016/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2016341301
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- 1ページ目 Look Inside
当院で1998~2012年に肘部管症候群と診断し超音波検査を行った464例のうち、超音波検査において、肘屈曲時に尺骨神経が内側上顆を騎乗または脱臼する画像を認めた116例(男性60例、女性56例)を対象とし、超音波像と「患者の性別」「赤堀分類(重症度)」「内側上顆の骨形態」などとの関係について検討した。その際、超音波短軸像に基づいて3群に分類し、内訳は、腫脹した神経が内側上顆から単独で乗り越えているものをA群、腫脹した神経が上腕三頭筋内側頭に押されて上腕三頭筋内側頭とともに脱臼しているものをB群、神経が上腕三頭筋内側頭に押されて内側上顆に騎乗しているものをC群とした。検討の結果、性別はA群とC群で女性の比率が高い傾向にあり、B群で男性の比率が高かった。赤堀分類は、A群で病期I期の症例が多く、B群とC群でII期以上が多かった。内側上顆の骨形態は、A群で横幅が狭く縦の短い症例が多く、小さな内側上顆が脱臼に関与していた。B群とC群では大きな内側上顆が多く、骨形態にバラツキがみられた。

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