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特集 TKA術後感染の治療戦略
各施設の治療方針と成績 筑波大学における治療方針と成績
渡辺 新
1
,
金森 章浩
,
池田 耕太郎
,
落合 直之
1筑波大学 整形外科
キーワード:
Staphylococcus aureus
,
関節リウマチ
,
再手術
,
膝関節
,
洗浄療法
,
デブリードマン
,
ブドウ球菌感染症
,
メチシリン耐性
,
後向き研究
,
治療成績
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
術後感染症
Keyword:
Debridement
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Knee Joint
,
Therapeutic Irrigation
,
Retrospective Studies
,
Reoperation
,
Methicillin Resistance
,
Staphylococcus aureus
,
Staphylococcal Infections
,
Treatment Outcome
,
Osteoarthritis, Knee
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
pp.40-43
発行日 2010年1月19日
Published Date 2010/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2010091374
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
人工膝関節全置換術後の深部感染19関節を対象に、発生率や治療法について調査した。対象の原疾患は変形性膝関節症(OA)が8関節、関節リウマチ(OA)が11関節であった。他院からの紹介8関節を除く当院11関節での深部感染発生率は1.7%であった。起炎菌はMSSA、MRSAが各4関節と多く、MSSAのうち2関節が後にMRSAとなった。起炎菌がMRSAであった6関節はいずれもRA症例であった。インプラント温存を行ったのは11関節で、現在まで9関節が温存できていた。インプラント温存を施行し沈静化できなかった2関節と、当初からインプラント抜去・抗菌薬入りセメントスペーサー留置を行ったものは合わせて10関節で、このうち現在2関節がセメントスペーサー留置中となっている。再置換術を行ったのは8関節で、そのうち1関節は感染が再燃して沈静化できず切断術となった。また、1関節は現在も抗真菌薬を内服中である。インプラント温存が可能であった9関節と温存できなかった10関節の比較を行ったところ、温存群は非温存群より約8歳低年齢であった。更に、温存群はX線上ルースニングがなく、感染発症が術後1ヵ月以内で、起因菌がMRSAでなかったものが多かった。一方、非温存群はルースニングをきたし、起因菌がMRSAで、Segawaらの分類でtype IVにあたる感染が慢性化しているものが多かった。

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