Japanese
English
特集 たくさんの症例でもっと地力が伸ばせる脊椎画像診断
腰椎分離症
松下 知樹
1
,
髙尾 正一郎
2
1徳島大学病院 放射線診断科
2徳島大学大学院医歯薬学研究部 医用画像解析学分野
pp.1191-1197
発行日 2026年10月26日
Published Date 2026/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003524
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腰椎分離症(lumbar spondylolysis)は,腰椎の上関節突起と下関節突起をつなぐ関節突起間部(pars interarticularis)に生じる疲労骨折と考えられている。第5腰椎(L5)に好発し,腰痛が主な主訴であるが,神経根症をきたすことや,無症状で画像検査にて偶然発見されることもある。原因は諸説あり,遺伝的な要因も指摘されているが,スポーツ活動を行っている発育期の症例が多く,一般的には腰椎の伸展や回旋時にかかる応力が蓄積して生じたものと考えられている。腰椎分離症の診断において,腰痛をきたすほかの原因との鑑別や病期診断,治療効果判定にCTやMRIは重要な役割をもつ。CTを用いた分類では骨折の範囲により初期,進行期,終末期に分類される(Table 1)。MRIを用いた分類ではHollenbergの分類がある(Table 2)。

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