連載 単純X線写真 読影達人への第一歩・第10回
腰椎分離症・すべり症
藤澤 俊介
1,2
,
古谷 英孝
1,2
Shunsuke FUJISAWA
1,2
,
Hidetaka FURUYA
1,2
1苑田第三病院リハビリテーション科
2苑田会東京脊椎脊髄病センターリハビリテーション科
pp.1-7
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203302
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症例情報
●基本情報:中学2年生,男性.
●診断名:腰椎分離症(lumbar spondylolysis).
●主訴:腰部の動作時痛.
●現病歴:5年前から部活動で野球をしている.2か月前から投球動作時に腰痛を認めていた.痛みは改善せず,投球動作で増悪を認めたため,整形外科を受診し,腰椎分離症の診断を受ける.
●理学療法評価:
疼痛:腰痛(動作時)Visual Analogue Scale(VAS)65mm,運動麻痺・感覚麻痺:所見なし,腰椎分離症に対する整形外的テストである片脚立位過伸展テスト(右/左):陽性/陰性,Straight Leg Raising Test(右/左):陰性/陰性,棘突起圧痛テスト:陽性.
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