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特集 肝臓病診療―肝臓が語るサインと,診療の最前線
[Chapter 3] 慢性肝疾患の管理アップデート
脂肪性肝疾患(MASLD/MASH)診断の最前線
-非侵襲的肝疾患評価法(NILDA)をどう使いこなすか?
鈴木 浩之
1,2
,
中野 聖士
1
,
堤 翼
1
,
川口 巧
1
1久留米大学医学部内科学講座 消化器内科部門
2Division of Digestive and Liver Diseases, Department of Internal Medicine, The University of Texas Southwestern Medical Center
キーワード:
脂肪性肝疾患(MASLD/MASH)
,
非侵襲的肝疾患評価法(NILDA)
,
肝線維化
,
FIB-4 index
Keyword:
脂肪性肝疾患(MASLD/MASH)
,
非侵襲的肝疾患評価法(NILDA)
,
肝線維化
,
FIB-4 index
pp.376-381
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika138_376
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
★★★脂肪性肝疾患(MASLD/MASH)患者数は多く,全例に侵襲的な肝生検を行うことは非現実的であるため,非侵襲的肝疾患評価法(NILDA)を用いた段階的なリスク層別化が一次医療において重要となる.
★★★一次リスク評価では,血小板数もしくはFIB-4 indexを用いて低リスク群を除外し,高リスク群を専門医紹介へつなぐ流れが推奨される.66歳以上ではFIB-4のカットオフを<2.0(低リスク)とすることが現在のスタンダードである.
★★二次リスク評価では,FIB-4中間域の症例に対し,M2BPGi,4型コラーゲン・7S,オートタキシン,ELFスコアなどの血液ベース線維化マーカーを追加して判断精度を高める.
★★紹介基準は進行線維化・肝硬変関連合併症リスクの高い症例の拾い上げに留まらず,近年の薬物療法開発(F2~F3を主要対象)を踏まえ,治療適格性の観点からも整備することが求められる.AST/ALTが持続して高値である場合は,リスクの程度にかかわらず専門医紹介の適応となる.
★★★低リスク群においても「放置」ではなく,代謝リスク是正と定期的なFIB-4再評価(年1回程度)を組み合わせた継続管理が肝線維化進展の早期発見につながる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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