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特集 ヘルスリテラシーの視点から考える意思決定支援
総論
がん医療のプロセスにおける意思決定とその特徴
児玉 美由紀
1
Miyuki KODAMA
1
1北里大学病院看護部/がん看護専門看護師
pp.355-359
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_355
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はじめに
がん罹患数は年々増加しているものの,早期発見や治療の進歩により生存率は年々改善しており,がんと診断されてから長期に生きることが可能となってきた.そのようななか,がんサバイバー(以下,サバイバー)は診断時期から看取りの時期にいたるまで,治療や療養の場にとどまらず,自身の人生や生活を見据え,就労や生活のありかたを含め,さまざまなことを意思決定していかなければならない.看護師はサバイバーが現状を自分のこととしてとらえ,納得した選択ができるようそのプロセスを支えることが重要であり,その人がどのような情報を入手し,理解し,判断しているのかといったヘルスリテラシーの特徴をふまえたかかわりが求められる.
本稿では,がん医療のプロセスをがんサバイバーシップの4つの時期(急性期の生存の時期,延長された生存の時期,長期的に安定した生存の時期,終末期の生存の時期)でとらえ,各時期における意思決定の特徴と看護師による支援のありかたについて述べる.

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